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授業科目名 資源生物管理学
時間割番号 GLS504
担当教員名 清野 達之(山岳筑)/門脇 正史(山岳筑)
開講学期・曜日・時限 後期・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
森林の持続的な管理と利用について,その基礎となる生態学を中心とした自然科学的な視点から考察するとともに,これに関連した研究の動向について解説する.毎回レポート課題を課し、レポートについてディスカッションする時間を設ける.
<到達目標>
農林水産資源、特に森林生態系の管理における専門的知識を習得させ、より深い専門的研究の遂行力と幅広い専門的知識をもった人材養成を目指す。<BR>農林生態系における野生生物を対象とした生態学および資源管理学の基礎と研究の動向について学び、森林の多面的機能や鳥獣害問題、野生生物の保全問題について自分なりの専門的な見解を持てるようになる。
<授業の方法>
講義
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %レポートおよび最終試験の成績によって評価する。 
2小テスト/レポート 50  %レポートおよび最終試験の成績によって評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
【重要】授業内容や成績評価の方法、日程等については変更の可能性があります。最新の情報については、開講大学のシラバスまたは講義担当教員に問い合わせて確認してください。<BR><BR>履修条件:生態学の基礎を学習済みであること。<BR>オフィスアワー<BR><BR>藤岡 正博 事前連絡の上,随時<BR>A508 7075 fujioka.masahiro.gn@u.tsukuba.ac.jp http://mfujioka.web.fc2.com/<BR>清野 達之 事前にメイル連絡 seino.tatsuyuki.gw@u.tsukuba.ac.jp<BR><BR><BR>その他(学生に望むこと等)<BR><BR>履修年次は1・2年としているが、特段の理由がなければ1年次での履修が望ましい。 生態学全体の概要および野性動物の保護管理については、学類2年生および3年生対象の授業でカバーしているが、本講義では少人数教育の利点を活かし、さらに突っ込んだ問題提起を行い、学生にもレポートを提出してもらう。
<テキスト>
  1. 堀道雄(監訳)[Begon M. Harper J.L. & Townsend C.R. 1996], 生態学, 京都大学学術出版会
  2. 山岸哲・巌佐庸(訳)[Krebs J.R. & Davies N.B. 1987], 行動生態学, 蒼樹書房
  3. 宮下直・野田隆史, 群集生態学, 東京大学出版会
  4. 日本生態学会, 生態学入門, 東京化学同人
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
森林をはじめとする農林生態における生物資源の持続的な管理と利用について、その基礎となる生態学を中心とした自然科学的な視点から考察するとともに、これに関連した研究の動向について解説する。毎回、授業の半分は受講生を中心としたディスカッションとする。ほぼ毎回レポートを課す。<BR>第1回 オリエンテーションとレポート課題の説明 <BR>第2回 動物の社会行動(闘争・群れ・共同と対立・利他行動) <BR>第3回 生活史戦略(産仔数・表現型の可塑性・性比) <BR>第4回 個体数と分布1(密度依存性・理想自由分布) <BR>第5回 個体数と分布2(メタ個体群) <BR>第6回 遺伝的変異(変異の指標、近交弱勢、遺伝的浮動) <BR>第7回 種間関係1(種間競争) <BR>第8回 種間関係2(捕食-被食・トップダウン効果) <BR>第9回 生物多様性維持機構・ニッチェ分化・攪乱・多様性-安定性論争) <BR>第10回 まとめと最終試験