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授業科目名 生命科学特論I(形態機能学)
時間割番号 GLM500 A
担当教員名 大塚 稔久/喜多村 和郎/小泉 修一/竹田 扇/齋藤 正夫/北間 敏弘/姚 建
開講学期・曜日・時限 前期・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
修士課程
<授業の目的および概要>
細胞間シグナル伝達機構、神経系の情報伝達、グリア細胞の構造と機能を中心とした生命科学分野について学ぶ。また、細胞培養技術、顕微鏡、電気生理学、タンパク質化学といった実験技術についても概説する。
<到達目標>
生命科学分野のうち、特に神経系の情報伝達、がん細胞の生化学について基礎的な知識を習得する。また、形態学的な解析と理解に必須の顕微鏡技術に関して、基本的な知識を習得するとともに最新の顕微鏡技術についてもその発展と応用を理解する。
<授業の方法>
オムニバス形式。担当教員が各項目の概略および最近の進展、話題について概説する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %講義中に出された課題を最終日に確認(小テストもしくはレポート) 
2受講態度 50  %受講態度、質疑応答の積極性を評価 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
大塚(1)シナプス概論:シナプスは私達の脳高次機能を司る基本ユニットである。シナプスを構成するタンパク質に焦点を当て、近年明らかになりつつある分子構造基盤を概説する。<BR>大塚(2)シナプスと疾患:シナプスの構造・機能異常と脳神経疾患の関連について、自閉症、統合失調症を中心に最近の知見を紹介する<BR><BR>喜多村(1)中枢神経系の構造と機能:神経細胞の電気的性質・化学的性質および主要な脳機能(感覚、運動、高次機能)について。<BR>喜多村(2)中枢神経系の構造と機能:脳機能を計測する方法について。<BR><BR>小泉(1)脳機能とグリア細胞:高次脳機能の基本単位であるシナプスに、新しい役者、グリア細胞が加わった。このグリア細胞が構成する「三者間シナプス」の概念と動作原理について理解する。<BR>小泉(2)脳疾患とグリア細胞:種々の脳疾患の発症、重症化にグリア細胞機能異常が強く関連している。グリア細胞の異常と、脳疾患について理解する。<BR><BR>竹田(1)顕微鏡概論:視覚的認識は科学的方法論の最も基礎的な要素の一つである。ここでは、顕微鏡の理解に必要な基本的知識を概説するのに加え、新しい光学顕微鏡法を紹介する。<BR>竹田(2)細胞培養概論:生命科学の要素還元的手法の代表例として、細胞培養法が挙げられる。現代ではルーチンとして行われる培養法の基本手技とそのピットフォールを概説する。<BR><BR>斉藤(1)がん細胞の生化学(がんの発生のしくみを遺伝学・分子生物学的に概説する。<BR>斉藤(2)がん細胞の生化学(がんの転移や浸潤のしくみを最新の知見とともに概説する。<BR><BR>姚建(1) 細胞間相互作用の概論: 細胞間の相互作用は、細胞・組織・臓器の機能維持に重要な役割を果たしている。本科目では、細胞間相互作用、特に細胞間コミュニケーションの分子機構を概説する。<BR>姚建(2) 細胞間相互作用と疾患: 生体の機能調節及び疾患の発生・発展における細胞間コミュニケーションの役割を解説する。<BR><BR>北間(1)神経系による情報伝達:古典的な電気生理学的脳機能解析の方法について<BR>北間(2)神経系による情報伝達:電気生理学的脳機能解析の応用について<BR><BR>大塚 まとめ授業