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授業科目名 農作物栽培生理学特論
時間割番号 GLF504
担当教員名 鈴木 俊二/山下 裕之
開講学期・曜日・時限 後期・木・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
農作物を食料生産に利用するためには、それぞれの農作物の栽培特性、生理特性を理解するとともに、栽培地の気象条件および環境条件を把握し、土地土地において栽培方法の適正化を図る必要がある。本講義ではこれまでに修得した植物生理学、植物病理学、植物生態学を基盤に、新たに気象学および土壌学を加味した最新の知見をもとに、科学的視点から高品質、高機能性農作物を得るための農作物栽培の適正化方法を学ぶ。
<到達目標>
食品の原材料となる農作物を例とし、農作物の栽培・管理についての知識を修得する。講義項目に示したいろいろなキーワードについて理解できるようにする。植物が成長する上で必要な生理現象を理解し、植物を栽培する上で直面する課題について、自分の意見が持てるようにする。
<授業の方法>
講義中心で毎回レポート課題を課す。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %環境変化による農作物栽培に関する知識について記述式試験により評価する。 
2試験:中間期 50  %栽培環境による農作物栽培に関する知識について記述式試験により評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
基礎生物学の知識を持っていることが望ましい。
<テキスト>
  1. 特に指定しない
<参考書>
  1. 植物生理学(第3版), 培風館, ISBN:4563077844
  2. 新編 植物病理学概論, 養賢堂, ISBN:4842598069
<授業計画の概要>
第1回:環境と植生の関係<BR>第2回:環境変化による農作物栽培適地の変遷<BR>第3回:環境変化による農作物品質の変化<BR>第4回:環境変化による農作物病害の変化<BR>第5回:環境変化による土性、土質の変化<BR>第6回:環境変化に対応した栽培技術(露地栽培)<BR>第7回:環境変化に対応した栽培技術(施設栽培) <BR>第8回:中間評価(中間総括・まとめ)<BR>第9回:栽培環境による農作物生産と光合成<BR>第10回:栽培環境による光合成同化産物の転流と蓄積<BR>第11回:栽培環境による農作物生産と窒素の吸収・代謝<BR>第12回:栽培環境が農作物の生長に及ぼす影響<BR>第13回:栽培環境による植物生長調整物質<BR>第14回:栽培環境による生殖生理<BR>第15回:期末評価(総括・まとめ)