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授業科目名 電子工学概論
時間割番号 EET231
担当教員名 小川 覚美
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
 電気電子技術が、多種多様な所に利用され、重要な役割を果たしていることを知ると共に、それらの内容を理解することを目的とする。講義では、前半に、電気エネルギーを供給する現在の電気系統において基礎となる三相交流のメカニズム、利点、その応用について学ぶ。後半は、電気エネルギー、発電のしくみ、電気エネルギーの伝送・貯蔵について学ぶ。
<到達目標>
学生が到達すべき目標を以下に示す。<BR>(1)三相交流の原理、電力、回転磁界を理解する。<BR>(2)エネルギー事情、エネルギー工学の歴史を理解する。<BR>(3)電気エネルギー、発電のしくみを理解する。<BR>(4)電気エネルギーの伝送、貯蔵について理解する。
<授業の方法>
講義主体とするが、毎回講義の終わりに演習問題に取り組み、理解度を確認する。また、課題を与え、レポートの提出を行う。電気エネルギーに関連した学外実習を実施し、講義内容への理解を深める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %到達目標に示した項目に対する理解度を評価する 
2小テスト/レポート 30  %講義内容の理解度を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 本講義は電磁気学、電気回路の知識を必要とする。少なくとも電気回路の授業を履修しておく必要があり、必要な知識を復習し理解した上で受講すること。<BR> 毎回、講義内容を復習し、理解しておくこと。
<テキスト>
  1. 依田正之, 電気エネルギー工学, オーム社, ISBN:9784274206429
  2. 西巻正郎,森武昭,荒井俊彦, 電気回路の基礎, 森北出版株式会社, ISBN:9784627732537
<参考書>
  1. 石井彰三, 電力技術入門, 実教出版株式会社, ISBN:9784407031812
<授業計画の概要>
以下の計画は学習状況等によって変更する場合がある。<BR> 1.授業ガイダンス、交流回路の復習、単相交流と多相交流(1) <BR> 2.単相交流と多相交流(2)<BR> 3.対称三相交流回路(1)<BR> 4.対称三相交流回路(2)<BR> 5.三相交流電力<BR> 6.三相交流電力とブロンデルの定理<BR> 7.回転磁界<BR> 8.エネルギーについて<BR> 9.エネルギー消費と地球環境<BR>10.電気エネルギーの発生、水力発電<BR>11.火力発電、原子力発電<BR>12.太陽光発電、風力発電<BR>13.自然エネルギーを利用した発電<BR>14.その他の発電、電気エネルギーの伝送<BR>15.電気エネルギーの貯蔵, 総括評価:まとめ