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授業科目名 日本史概説
時間割番号 EES201
担当教員名 大隅 清陽
開講学期・曜日・時限 前期・金・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
目的 1)教員免許(中学社会・高校地歴)のため、日本史学の基礎知識を修得する。2)大学での日本史学の学習・研究(他の専門講義の履修や卒業論文など)のための基礎知識を修得する。<BR>概要 高等学校レベルの復習ではなく、大学での研究レベルの内容を取り入れることにより、日本史の基礎知識だけでなく、その学び方・考え方を教授する。取り扱う素材は古代を中心とするが、日本史全体のなかでの位置づけも考え、日本史の流れを把握するための視点を獲得する。
<到達目標>
1)日本史に関する知識を、単なる暗記ではなく、意味のある連関として理解する方法を習得する。<BR>2)特定の時代のみでなく、日本史全体の流れを構造的に把握する視点を獲得する。<BR>3)歴史の認識は一通りではなく、多角的な視点があることを踏まえ、歴史の学び方・考え方について、自ら考える力を養う。
<授業の方法>
下記の教科書の構成(章立て)にしたがって講義を進める。<BR>範囲)第1章〜第3章(1回につき1節前後のペース)<BR>予習)教科書の該当章を読んでおく。<BR>講義)教科書と図録の内容を前提にし、適宜参照しながら進める。講義プリントを配布する。また、毎回講義の終わりに用紙に質問を記入してもらい、理解度の把握のほか、次回の復習に活用する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %講義理解力/論理的思考力/表現力 
2受講態度 40  %講義理解力/問題設定能力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 高等学校で日本史を履修していない場合は、最初は難しいと感じるかも知れませんが、教科書などでよく予習をし、知識を補うようにしてください。中学・高校までの日本史とは違った、暗記だけではなく、歴史的なものの見方、考え方、学び方を重視した講義を行います。
<テキスト>
  1. 佐藤信ほか, 『詳説日本史研究 改訂版』, 山川出版社, ISBN:9784634011014
  2. 笹山晴生ほか, 『山川日本史総合図録 増補版』, 山川出版社, ISBN:9784634020214
<参考書>
  1. 朝尾直弘ほか編, 『角川 新版日本史辞典』, 角川書店, ISBN:404032000X
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンス 日本史の勉強の仕方について<BR>第2回 第1章 日本文化のあけぼの<BR>第3回 1.縄文文化<BR>第4回 2.稲作農耕社会の形成<BR>第5回 3.古墳とヤマト政権<BR>第6回 第2章 律令国家の形成<BR>第7回 1.推古朝と飛鳥文化<BR>第8回 2.律令国家の成立<BR>第9回 3.平城京の時代<BR>第10回 4.天平文化<BR>第11回 5.平安初期の政治と文化<BR>第12回 第3章 貴族政治と国風文化<BR>第13回 1.摂関政治<BR>第14回 2.国風文化<BR>第15回 日本史全体の流れとその特質・総括評価