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授業科目名 保育内容(絵画造形)
時間割番号 EEI242
担当教員名 伊藤 美輝
開講学期・曜日・時限 後期・月・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
乳幼児期における造形活動の意味・役割について、各発達段階においての表現行為の過程を分析して、そこに含まれるエレメントを理解することを目的とする。
<到達目標>
1.感性と表現行為の構造理解  <BR>2.各発達段階の表現の特徴とその意味の理解<BR>3.表現技法の基本と応用について<BR>4.表現活動の役割と理解
<授業の方法>
講義及び演習(画材・技法の体験)、学外での子どもを対象とした造形ワークショップへの参加(山梨県立美術館)
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %授業最終日に提出する総括レポート 
2受講態度 40  %毎回の授業受講レポートを通じて、授業内容への理解度と作品の作成に取り組む取り組む姿勢を重視する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
自らの体験を教材化して、造形表現が人の成長においてどの様な意味・役割を持っているかを考えてみましょう。また、造形活動の過程に含まれるエレメントを理解することで、活動における援助の方法・スタンスを学んでください。
<テキスト>
  1. 磯部錦司 著, 子どもが絵を描くとき, 一藝社
<参考書>
  1. 文部科学省 幼稚園教育要領 (授業にて配布します)
<授業計画の概要>
1.表現活動の基本過程      【「感性の意味とその役割について」】<BR>2.乳児期の表現活動−1     【「環境からの刺激と感性の芽生え」】<BR>3.乳児期の表現活動−2     【「刺激と関わり、感覚器官/脳/筋力」】<BR>4.乳児期の表現活動−3     【環境へ関心「もてあそび」の持つ意味について】<BR>5.3歳児の造形表現「造形遊び」−1【出会いの時期、「物」から材料・道具へ】<BR>6.3歳児の造形表現「造形遊び」−2<BR>       【表現の特徴、領域「表現」と他の領域との関わり】<BR>7. 3歳児の造形表現「造形遊び」−3 【造形遊びの表現技法、その基本と応用】<BR>8. 4歳児の造形表現「表現の喜び」−1<BR>       【実験の時期、「こわす」行為の意味について】<BR>9. 4歳児の造形表現「表現の喜び」−2 <BR>       【表現の特徴、領域「表現」と他の領域との関わ】<BR>10. 4歳児の造形表現「表現の喜び」−3【造形の螺旋構造、繰り返しの持つ意味】<BR>11. 5歳児の造形表現「表現の拡大」−1【応用の時期、「独創的表現」の出現】<BR>12. 5歳児の造形表現「表現の拡大」−2<BR>       【表現の特徴、領域「表現」と他の領域との関わり】<BR>13. 5歳児の造形表現「表現の拡大」−3<BR>       【生活と表現のテーマ「何を描くのか、作るのか」】<BR>14. 作品の受けとめ方、作品への関わり方<BR>       【「造形表現の過程における指導と援助について」】<BR>15. 総括 乳幼児期における造形表現活動の意味<BR>       【造形表現の今日的課題と可能性について」】