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授業科目名 中等社会科教育法II
時間割番号 EEC253
担当教員名 後藤 賢次郎
開講学期・曜日・時限 後期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
中等学校における社会科教育の具体的な指導「計画」を「教材」を視点に検討します。「中等社会科教育法I」を前提に、中学校社会科の地理的分野・歴史的分野・公民的分野の各分野について、授業構成や学習指導,評価の「視点と方法」を個々の単元に即して実践的に考察します。
<到達目標>
1) 社会系教科目における「教材」の,社会認識形成・市民的資質育成上の機能と役割,活用方法を説明できる。<BR>(2) 優れた社会系教科目実践を,教材を視点に「分析」できる。<BR>(3) 小・中・高のいずれかの先行社会系教科目実践に対して,教材の特質を視点に「改善」案を示すことができる。<BR>(4) 小・中・高のいずれかの社会系教科目実践に有効な,教材の「開発」ができる。
<授業の方法>
演習形式。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %各回におけるレポートの内容 
2発表/表現等 40  %各回における討論での取り組み 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
中学校1種教員免許状(社会)取得のための選択必修科目です(「中等社会科教育法I」を履修したうえで受講してください)。なお、出席が2/3に達しない受講生は自動的に単位不認定となりますので注意ください。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 社会認識教育学会, 中学校社会科教育, 学術図書出版社, ISBN:978-4-7806-0178-7
  2. 社会系教科教育学会, 社会系教科教育研究のアプローチ, 学事出版, ISBN:978-4-7619-1734-0
<授業計画の概要>
1:オリエンテーション<BR>2:教材とは何か 社会科教育にはなぜ教材が必要か 教材の諸類型とその特質<BR>3:説明的教材(1) 「モデル」としての教材 概念図/解説文<BR>4:説明的教材(2) 「メタファー」としての教材 風刺画・抽象的な絵画/詩歌・文学作品<BR>5:教材分析演習(1) 説明的教材が用いられた授業実践を取り上げ,教材を視点に分析する。【A班】<BR>6:記述的教材(1) 「データ」としての教材 表・グラフ,統計/報道記事<BR>7:記述的教材(2) 「ストーリー」としての教材 ドラマ・宣伝写真/紀行文・自叙伝・手記・社説<BR>8:教材分析演習(2) 記述的教材が用いられた授業実践を取り上げ,教材を視点に分析する。【B班】<BR>9:体験的教材 「アクティビティ」としての教材 ロールプレイ,シミュレーション,フィールドワーク<BR>10:教材批判 教材の信頼性,妥当性,虚構性を追求し,教材作成者の意図を読み解く。<BR>11:教材分析演習(3)体験的教材が用いられた授業実践を取り上げ,教材を視点に分析する。【C班】<BR>12:自らの足で教材を探せ!!工場見学に行こう!<BR>13:教材開発演習(1)小・中・高×地・歴・公のいずれかの授業に有効な教材を開発し,それを用いて模擬授業を行い,検討する。<BR>14:教材開発演習(2)小・中・高×地・歴・公のいずれかの授業に有効な教材を開発し,それを用いて模擬授業を行い,検討する。<BR>15:教材開発演習(3)小・中・高×地・歴・公のいずれかの授業に有効な教材を開発し,それを用いて模擬授業を行い,検討する。総括