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授業科目名
生化学B
担当教員
大塚 稔久/宮澤 恵二/伊藤 友香/萩原 明
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMB203 3 2 前期
[学習目標]
我々の身体はタンパク質、核酸、糖質、脂質などの生体物質によって成り立っている。各々の物質の機能は、それらの化学的・物理学的性質により説明できる例が多い。また、各々の生体反応において、反応の特異性は厳密に規定されており、反応の進行も巧みに調節されている。生体反応における特異性と調節機構の理解も目標のひとつである。この両者の破綻は生体を病的な状態に追いやる。生体内の反応は膨大な数にのぼるが、使われている原理には共通したものが多い。本講義をとおして、生体分子の構造や特徴に関する知識を身につて、その知識を用いて生命現象を読み解くことのできる力を養う事が目標である。
[授業計画
水曜日、金曜日:3、4限<BR><BR>4月11日 31 脂肪酸代謝(β酸化)(2望月)<BR>      32 脂肪酸と脂質の合成(2望月)<BR><BR>4月13日 33 コレステロール代謝(2望月)<BR>      34 リポタンパク質(2望月)<BR><BR>4月18日 35 タンパク質演習(1大塚)  <BR>         タンパク質の構造と機能を復習するための演習<BR>        (注意:この日は4限のみ)      <BR><BR>4月20日 36 タンパク質の分解(1大塚)<BR>      37 タンパク質代謝回転とアミノ酸異化作用(1)(1大塚)<BR><BR>4月25日 38 タンパク質代謝回転とアミノ酸異化作用(2)(1大塚)<BR>      39 アミノ酸の生合成(1大塚)<BR><BR>4月27日 40 ヌクレオチドの生合成と代謝(2宮澤)<BR>      41 代謝の統合(2望月)<BR><BR>5月 9日 42 DNA複製・組換え・修復(1)(1大塚)<BR>      43 DNA複製・組換え・修復(2)(1大塚)<BR><BR>5月16日 44 RNAの合成とプロセシング(1大塚)<BR>      45 遺伝子発現の制御(1大塚)<BR><BR>5月18日 46 タンパク質合成(1大塚)<BR>      47 免疫の生化学(1山内)<BR><BR>5月23日 48 in vivo molecular biology(2愛媛大学 今村健志教授)<BR>      49 in vivo molecular biology(2愛媛大学 今村健志教授)<BR>         生体内での細胞や分子の挙動を可視化する最新の技術のついて紹介する<BR><BR>5月25日 50 細胞骨格(1大塚)<BR>      51 感覚系(1大塚)<BR><BR>5月30日 52 特別講義(1生理学研究所 深田正紀教授)<BR>      53 特別講義(1生理学研究所 深田正紀教授)<BR><BR>6月 1日 54 酸化還元と生体制御(2宮澤)<BR>      55 小胞体ストレスと疾病(2伊藤)<BR><BR>6月 6日 56 シナプスイメージング(1萩原)<BR>      57 薬の開発(2宮澤)<BR><BR>6月27日 58 実習前講義(1大塚)(注意:この日は2限)<BR><BR>7月 2日〜7月13日 生化学実習<BR>      全体を2つの班に分けて、5日間ずつ実習を行います。<BR>      月曜日は3〜5限、火曜日から金曜日は1〜5限です(全46コマ)。<BR><BR>         <BR>       第1 組み換えDNA実験(制限酵素の使用と遺伝子マップの作成)<BR>       第2 オルガネラ酵素の活性測定、文献検索の手法
[到達目標]
医学的知識と問題対応能力<BR>生命現象の物質的基礎:主要な生体分子の特性、構造と機能を説明することができる。<BR>生体物質の代謝:生体内の主な代謝経路の働きと調節機構を説明することができる。<BR>遺伝と遺伝子:遺伝子から蛋白質への流れに基づいて生命現象を学び、遺伝子工学の手法と応用やヒトゲノムの解析を説明することができる。<BR>代謝異常:糖質、蛋白質、脂質等の代謝異常によって生じる多様な疾患について説明することができる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 95  %医学的知識の習得度、医学的知識を用いて現象を説明する力(問題対応能力)を評価する。 
2小テスト/レポート 5  %当日の講義内容の理解度を評価する。 
[教科書]
  1. ストライヤー生化学 第7版, 東京化学同人, ISBN:9784807908035
[参考書]
(未登録)