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授業科目名 フューチャーサーチ
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS020
担当教員名 坂本  康/澤 伸恭/佐藤 文昭/今井 久/杉山 歩/兼清 慎一
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
やまなし未来創造教育プログラム科目のため、当該プログラムに関係する県内の大学に在籍する1、2、3、4年生。<BR><BR>※科目の性格上、人数を制限する場合がある。
<授業の目的>
 地域に関するプロジェクトの企画・実施などを通じて、地域が抱える問題を把握し、その解決の糸口を探ることができる思考方法、活動方法を実践的に学ぶ。<BR> 各種の学問分野の専門的な知識やスキルの向上というよりも、キャリア教育の一環として、プロジェクトを通じて、実際の仕事や企業を知ることで、将来のキャリアデザインに活かすことを目的とする。<BR> 企業・団体等と学生の協働により地域における実際のプロジェクトに参加することを通じて、地域や自らの未来とその可能性について考え、それを活動に結び付けられる能力を養う。<BR> あわせて、現代の市民社会、コミュニティの中に自分を位置づける能力を養うことで、未来の社会の変化に対し自分で自分を育てていける能力を養う。<BR><BR>※ COC地域志向型共通教育科目対象科目及びCOC+地域教養科目対象科目となります。
<到達目標>  到達目標とは
・地域が抱える問題を把握し、その解決策を立てることができる。<BR>・得られた知識を将来のキャリアデザインに活かすことができ、自分で自分を育てていくことができる。<BR><BR>※本科目は、学位授与方針で求められる教養の「地域理解」、および汎用能力の「問題解決力」に対応している。
<授業の方法>
 本科目は、学生が主体的に学ぶ科目である。そのため、受講学生は担当教員がコーディネートする複数のプロジェクトの中から1つ以上を選択して参加し、その活動を通じて種々のことを学ぶ。<BR> コーディネーターの役割は、プロジェクトの場づくり、プロジェクトと学生のマッチング、プロジェクト実施支援コーディネートなどである。プロジェクト例は下記の通り。<BR>・地元企業の魅力発見及び情報発信プロジェクト<BR>・地元企業の新規事業創出・新商品開発プロジェクト<BR>・クラウドファンディングサイト「FAAVOやまなし」起案プロジェクト支援<BR>・学生観光まちづくりコンテストの企画運営 など<BR><BR>※各プロジェクトによって実施時期が異なる。詳細は、前期に開催予定のガイダンスにて説明する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %レポート:課題に対してどのように調査・解析・考察を行い、自分の考えをまとめることができているかを、「地域理解」「問題解決力」の視点で評価する。 
2受講態度 20  %ディスカッションなどを通じて、プロジェクトにどのように主体的に関与できているかを、発言内容、発言回数などで評価する。。 
3発表/表現等 40  %成果発表(2月に開催予定)において、自分の成果を適切に表現できているか、自分の将来に役立てる能力が身についているかを評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 本科目は、実際のプロジェクトを通じて、地元事業者等との協働により目標に向けて主体的に取り組んでいくための実践力の強化を図ることを目的としている。<BR> 従来のインターンシップが「職業」体験であるのに対して、本科目は将来に向けた「プロジェクト」を事業者と共有しそれを創り上げていくためのプロセスを体験するものである。<BR> 特に、起業や新規事業化に興味・関心を持つ学生にとっては、実際のプロジェクトを進めていくためのプロセスや、それを推進する事業者の想いや将来へのビジョンに直接触れることの出来る貴重な機会でもある。<BR>なお、やまなし未来創造教育プログラムで提供されている他の科目を合わせて受講することが望ましい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. プロジェクト毎に指示する。内容を、授業時間外に予習・復習することを課す。
<授業計画の概要>
第1回 オリエンテーション<BR> 本授業科目の目的、全体スケジュール及び実施プロジェクトについて解説する。<BR>第2回 ソーシャルデザイン概論<BR> 「デザイン思考」の方法を理解するために、ソーシャルデザインのプロセスを学ぶ。<BR>第3回 ワークショップ<BR> ワークショップによりプロジェクトに主体的に参加するための意識を醸成する。<BR>第4回 共感<BR> 参加プロジェクトの概要や事業者の想いなどへの理解・共感を深める。<BR>第5回 目的の共有<BR> プロジェクトの目的・目標を共有する。<BR>第6回 課題の整理<BR> 今後プロジェクトを実施する際に想定される問題点や課題を整理する。<BR>第7回 アイデア出し<BR> プロジェクトの目標に基づいて、課題解決に向けたアイデア出しを行う。<BR>第8回 アイデアの絞り込み<BR> アイデアの中から最適解の絞り込みを行う。<BR>第9回 計画の策定<BR> 「デザイン思考」の適用として、上記のアイデアに基づく実施計画を策定する。<BR>第10回 実施準備<BR> 計画に基づいて、事業者などとの協働により取組の実施準備を行う。<BR>第11回 プロジェクトの実施1<BR> 地域課題に実践的対処するための汎用的能力を高め、プロジェクトを実施する(その1)<BR>第12回 プロジェクトの実施2<BR> 地域課題に実践的対処するための汎用的能力を高め、プロジェクトを実施する(その2)。<BR>第13回 プロジェクトの実施3<BR> 地域課題に実践的対処するための汎用的能力を高め、プロジェクトを実施する(その3)。<BR>第14回 評価<BR> 目標に照らし合わせてプロジェクトの実施結果を評価する。<BR>第15回 検証<BR> 評価結果に基づいて、問題点や改善点などを整理する。<BR>発表<BR> 全プロジェクトの成果発表を行い、取組の成果を共有するとともに、自己のキャリアデザインに反映させる。<BR><BR>※上記をグループワークで行う。担当教員は、グループごとに面談を実施し、プロジェクトの進捗管理についてのアドバイスを行う。<BR><BR>※授業開始前(5月頃)のオリエンテーションにて、プロジェクトの説明を行う予定である。<BR>※実施時期は、各プロジェクトにより異なる。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。