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授業科目名 数理の発想でみる自然・社会・人間
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 CAN017
担当教員名 成田 雅博
開講学期・曜日・時限 前期・火・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
統計や数学の諸手法を使って,自然・社会・人間にかかわる現象を分析する。
<到達目標>  到達目標とは
・自然現象・社会事象等に関する数理モデル・統計モデルなどを活用し,数量的リテラシーを修得する。<BR>・情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる論理的思考力を養う。<BR>・複雑な事象を分析し,解決すべき「問い」を立てる課題設定力と<BR>問題解決力を養う。
<授業の方法>
数学モデル・統計モデルを使い,自然・社会・人間にかかわるさまざまな現象を分析する。まず,各回のテーマにそった文献を紹介し,解説した後,各自考察や探究を行い,授業中小レポートを提出する。その際,数学ソフトウェア,統計ソフトウェア等も利用してシミュレーションや予測を行う。また,現実との関係を重視した数学教育についても説明する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %レポートの内容・論理的構成 
2受講態度 10  %授業への積極的参加 
3発表/表現等 20  %授業への貢献 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
身の回りの現象や,自然・社会等のさまざまな現象について,数学モデル・統計モデルを積極的に適用することを望みます。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 平下幸男, 数理科学のレッスン, 産業図書,
    (発行:1992年)

  2. イアン ブラッドリー, ロナルド・L. ミーク  著,小林淳一, 三隅一人 訳, 社会のなかの数理―行列とベクトル入門, 九州大学出版会,
    (発行:1999年)
<授業計画の概要>
第1回:この科目の概要・e-Learningシステムの活用方法。<BR>第2回:数理モデル・統計モデルを使った現象の記述・分析・予測の概要。<BR>第3回:現実的数学教育理論(RME:Realistic Mathematics Education)の概要。<BR>第4回:RMEの実践事例と数理モデル。<BR>第5回:数理的な分析事例−比例代表選挙の議席配分方法。<BR>第6回:数理的な分析事例−代表の合理的な決め方:選挙のパラドックス。<BR>第7回:数理的な分析事例−DVD等のデジタル記録・再生の仕組み(線型符号の応用)。<BR>第8回:数理的な分析事例−バーコード・ISBN・QRコード等の仕組み(線型符号の応用)。<BR>第9回:数理的な分析事例−バーコード・ISBN・QRコード等の作成演習(線型符号の応用)。<BR>第10回:統計的な分析事例−標本調査のしくみ−視聴率調査を題材に。<BR>第11回:統計的な分析事例−標本調査のしくみ−世論調査を題材に。<BR>第12回:統計的な分析事例−2項分布モデルと正規分布モデル。<BR>第13回:統計的な分析事例−探索的データ解析とグラフィカルなデータ表現。<BR>第14回:統計的な分析事例−自由課題で統計的分析。<BR>第15回:総括的評価。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。