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授業科目名 クリスタルサイエンス
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 CAN014
担当教員名 田中 功/熊田 伸弘/綿打 敏司/武井 貴弘/有元 圭介/米崎 功記/長尾 雅則/東海林 篤/原 康祐/柳田 さやか/丸山 祐樹
開講学期・曜日・時限 後期・火・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
山梨県は、嘗ては水晶が産出され、それによって研磨加工技術が発達し、現在では水晶振動子等電子デバイスの研磨加工や宝飾産業が山梨県の地場産業にまで発展してきた。本講義では、山梨と深く関わりのある水晶など結晶に関する科学を、講義だけでなく実験を通して理解することを目標とする。<BR>なお、本授業科目は、「COC地域志向型共通教育科目対象科目」と「COC+地域教養科目対象科目」である。
<到達目標>  到達目標とは
・溶融法による結晶育成法とその特徴を説明できる。<BR>・有限サイズの結晶形状を論理的思考に基づき分類し、結晶構造の対称性を説明できる。<BR>・実験を通じ、結晶の持つ物性パラメータの異方性を対称性に基づいて説明することができる。<BR>・ラマンシフトやラマンテンソルの意味を理解し、計算することができる。<BR>・ラマン分光測定を行い、スペクトルを解釈することができる。<BR>・溶液からの結晶化機構を説明できる。<BR>・水晶の特徴や用途を説明できる。
<授業の方法>
受講学生を4グループに分けて、1テーマ3回の中で講義、実験、観察などを行い、4テーマで色々な結晶に関する知識、実験技術、に触れるようにする。<BR>テーマ:<BR>(1)人工結晶を作る<BR>(2)結晶の対称性に関する講義と実験<BR>(3)結晶とラマン散乱<BR>(4)水晶を作る
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1受講態度 70  %積極性および学習意欲 
2発表/表現等 30  %コミュニケーション能力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
講義、実験、報告会への積極的参加により理科の面白さを認識してほしい。<BR>教室はクリスタル科学研究センター4階セミナー室です。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
学生を4グループに分けて、各グループが、1テーマ3回の実験、観察などを行い、4テーマで色々な結晶に関する知識、実験技術に触れるようにする。<BR><BR>第1回 概要説明(山梨県と水晶・宝石との関わりと地場産業の発展)<BR>第2回〜第13回<BR> ・人工結晶を作る(担当:田中、綿打、長尾、丸山)(3回)<BR> ・結晶の対称性に関する講義と実験(担当:米崎,東海林)(3回)<BR> ・結晶とラマン散乱(担当:有元、原)(3回)<BR> ・水晶を作る(担当:熊田、武井、柳田)(3回)<BR>第14回 発表資料作成<BR>第15回 実験報告会
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。