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授業科目名 中国の古典詩を読む
分類・系統人文科学 文化系
時間割番号 CAC037
担当教員名 伊崎 孝幸
開講学期・曜日・時限 後期・火・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
詩は中国古典文学の精華といえます。本講義では、その詩という文学形式が完成された唐の時代の名作を中心として、現代の我々の心にも訴える作品を選び出し、それを分かりやすく解説します。この講義を通して、中国古典文学の基礎的な知識を習得するとともに、その面白さ、奥深さを味わってもらいたいと思います。また、中国古典文学だけでなく、広く文学一般についても考えを深める場にしたいと思っています。
<到達目標>  到達目標とは
◎「知識と視野」<BR>中国の古典詩についての基礎的な知識を身につけ、それについて説明することができる。<BR>「能力と技能」<BR>与えられた作品について、自らの経験などを交えながら独自の見解をまとめあげ、それを的確に表現する批評力を身につける。
<授業の方法>
講義形式。ただし、作品解説の後に、各自が考えたこと、感じたことを、詳しくリアクションペーパーに記述してもらいますので、主体的、積極的に授業に参加するという意識が必要です。また、そのリアクションペーパーを踏まえて、次回の授業時に補足説明をするなど、できるだけ双方向の授業にしたいと思います。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %中国古典文学の基礎的な知識の習得、および授業で扱った作品の理解度を見る。 
2受講態度 50  %授業中の発言やリアクションペーパーの内容などから総合的に判断する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
文学作品を読み解くには、主体的に読むという意識が不可欠です。これまでに培った知識や感性を最大限に活用して、作品からできるだけ多くのものを引き出そうと努めて下さい。古典はきっとその努力に応えてくれるはずです。
<テキスト>
  1. 適宜プリントを配布。
<参考書>
  1. 川合康三, 漢詩のレッスン, 岩波ジュニア新書,
    (2014年11月)

  2. 一海知義, 漢詩入門, 岩波ジュニア新書,
    (1998年6月)

  3. 川合康三編訳, 中国名詩選 上中下, 岩波文庫,
    (2015年)
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンス――中国古典文学と日本(夏目漱石の場合)<BR>第2回 『詩経』<BR>第3回 曹植<BR>第4回 竹林の七賢(阮籍・&#23878;康)<BR>第5回 唐詩1(陳子昂・王之渙)<BR>第6回 唐詩2(孟浩然)<BR>第7回 唐詩3(李白)<BR>第8回 唐詩4(李白)<BR>第9回 唐詩5(杜甫)<BR>第10回 唐詩6(杜甫)<BR>第11回 唐詩7(李賀)<BR>第12回 唐詩8(李商隠)<BR>第13回 宋詩1(梅尭臣) <BR>第14回 宋詩2(陸游)<BR>第15回 まとめ