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授業科目名
指導教員
流域管理特論
坂本  康/武藤 慎一/市川 温
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
418094 2 (未登録) 1 後期 II
[概要と目標]
統合力を養成する科目である。地域の水問題を解決・軽減するための流域管理の方法と、関連する行政の対応や地域計画について学ぶ。河道と流域それぞれにおける洪水・土砂管理の方法、水災害リスク情報の提供による防減災の手法、環境アセスメントや費用便益分析を地域の水環境や水資源の管理計画と連動させる方法について、具体的な事例をもとに演習を交えて理解する。多国籍の受講者を対象とするため、英語の使用を前提とする。
[到達目標]
・河川と流域に関して、水量、水質、環境の管理に関する計画策定ができる。<BR>・水災害リスクが評価できる。<BR>・流域管理(水利用・水害対策等)の費用便益分析が計算できる。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
・河川と流域に関して、水量、水質、環境の管理に関する計画策定ができる。<BR>・水災害リスクが評価できる。<BR>・流域管理(水利用・水害対策等)の費用便益分析が計算できる。
[必要知識・準備]
・水循環学、水圏科学などの環境科学、または水文学、水資源学、総合河川学、計画学などの工学に関する知識を要する。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %後半の項目に関して理解し、知識・技術を適用・応用できるか。 
2試験:中間期 50  %前半の項目に関して理解し、知識・技術を適用・応用できるか。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
(オムニバス方式・共同一部/全15回)<BR>第1回 本科目の導入と概要(坂本・武藤・市川/1回・共同)<BR><BR>*第2〜7回(坂本康/6回):流域管理のための基本知識、日本での流域管理の事例、流域管理計画の作成方法を解説し、模擬流域管理計画の作成を行う。*<BR>第2回 流域管理に関係する河川構造物・河川環境<BR>第3回 日本での流域管理の考え方:治水・利水・環境 <BR>第4回 日本での流域管理の例:砂防、ハザードマップ、河川環境回復、直接浄化など<BR>第5回 流域管理の計画策定方法と策定手順<BR>第6回 流域環境計画策定シミュレーションと発表-1:流域情報の把握と目標設定<BR>第7回 流域環境計画策定シミュレーションと発表-2:策定戦略と実施方法<BR><BR>*第8〜11回(市川温/4回):水災害リスク評価を解説する。*<BR>第8回 水災害リスク評価のための洪水氾濫計算:基礎式の導出<BR>第9回 水災害リスク評価のための洪水氾濫計算:基礎式の数値解法<BR>第10回 水災害リスク評価のための洪水氾濫計算:エクセルによる演習<BR>第11回 水災害リスク評価の活用事例<BR><BR>*第12〜15回(武藤慎一/4回):費用便益分析の計測理論を解説し、流域管理(水利用・水害対策等)の費用便益分析を実施する。*<BR>第12回 流域管理における費用便益分析の概要<BR>第13回 経済均衡モデルによる費用便益分析<BR>第14回 流域管理の費用便益分析の実施<BR>第15回 費用便益分析結果のプレゼンテーション