山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
指導教員
燃料電池システム工学応用特論
内田 誠
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
416810 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
実用化に大きな期待が寄せられている固体高分子形燃料電池について、システムを中心に、構成要素、特性、およびその他の分散発電との特徴の比較・将来の市場性などについて、最新の文献の調査、ディスカッションと担当教員および外部講師の企業での開発経験による実学に基づいた講義を行う。
[到達目標]
燃料電池システムに関する講義内容を通して、コージェネレーションシステムの各種デバイスやその構成材料からシステム設計技術に関する高度な知識と最先端の技術を習得する。また、燃料電池開発の背景となるエネルギーおよび環境問題に対する理解を深め、地球規模での持続可能な循環社会を構築する技術開発をリードできる人材の育成をめざす。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
機能材料システム工学専攻では、新素材、高機能物質、先端ナノデバイスおよびこれ<BR>らの複合機能システムの研究開発活動を通じて学術的な基礎と先端科学技術を身につけ、環境と調和した新産業分野を発展させることのできる、創造的人材の育成を目標としている。<BR>本講義では、燃料電池システムを構成する各種機能性材料の設計指針と最近の研究開発動向を把握することによって、専攻が目指す人材の育成を行う。
[必要知識・準備]
電気化学、物理化学、材料化学、熱力学の基礎知識を必要とする。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %理解力/理論的思考能力/課題設定・解決能力 
2受講態度 40  %出席および授業態度 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. (監修)田村英雄、(編著)内田裕之、池田宏之助、岩倉千秋、高須芳雄, 「固体高分子形燃料電池のすべて」, エヌティーエス
  2. (財)電気科学技術奨励会編, 「現代電力技術便覧」, オーム社
  3. (監修)石田正義 , 「家庭用燃料電池の開発と課題」, シーエムシー出版
[講義項目]
第1回:燃料電池の電気化学<BR>第2回:各種燃料電池の作動原理と開発の現状<BR>第3回:固体高分子形燃料電池の触媒設計<BR>第4回:固体高分子形燃料電池の実用触媒の設計<BR>第5回:固体高分子形燃料電池用触媒層の細孔構造設計と触媒有効性について<BR>第6回:固体高分子形燃料電池用触媒層の設計指針および評価法 <BR>第7回:環境政策と燃料電池および燃料電池における産学連携について<BR>第8回:固体高分子形燃料電池各種システムの特徴と開発の歴史<BR>第9回:家庭用燃料電池の研究開発・製造メーカー視点からの課題(1)<BR>第10回:家庭用燃料電池の研究開発・製造メーカー視点からの課題(2)<BR>第11回:家庭用燃料電池における国際標準化等の社会環境の現状と今後の動向(1)<BR>第12回:家庭用燃料電池における国際標準化等の社会環境の現状と今後の動向(2)<BR>第13回:次世代自動車の現状と将来展望(1)<BR>第14回:次世代自動車の現状と将来展望(2)<BR>第15回:総括評価<BR><BR>以上の項目その他について最新の関連文献を調査しディスカッションを行う