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授業科目名
指導教員
触媒材料科学特論
東山 和寿/宮尾 敏広
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
416800 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
開発経緯が比較的良く知られている実際の触媒を例にとりあげ、(1)その触媒が必要とされた社会的背景や(2)触媒材料の開発に用いられた指針/理論/技術/装置、(3)製品化に至るまでの課題と取られた対策、(4)開発者の苦労等を各種参考文献から調査する。これらの調査と議論を通じて触媒に留まらず広く材料開発に従事する科学者/技術者に求められる資質、姿勢、問題解決能力を理解する。
[到達目標]
実用触媒が具体化されるまでの工程を辿ることにより、研究開発を成功に導くために重要な要素を学習する。それを自らが大学院で進めている研究に当てはめ、問題意識を高める。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
機能材料システム工学専攻では、新素材、高機能物質、先端ナノデバイスおよびこれ<BR>らの複合機能システムの研究開発活動を通じて学術的な基礎と先端科学技術を身につけ、環境と調和した新産業分野を発展させることのできる、創造的人材の育成を目標としている。本講義では、触媒材料の設計指針と効率的研究プロセスの重要性を把握することによって、専攻が目指す人材の育成を行う。
[必要知識・準備]
触媒化学に関する一般的知識の他、物理化学や無機化学等の知識を習得していることが好ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1受講態度 50  %日常的勉学努力 
2発表/表現等 50  %理解力、独創性、表現力、発表態度 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 触媒化学, 触媒化学, 丸善
  2. 慶伊富長, 反応速度論, 東京化学同人
  3. 菊地英一・瀬川幸一・多田旭男・射水雄三・服部 英, 新しい触媒化学 第2版, 三共出版
[講義項目]
1.予め選定した触媒材料から一つを選び、以下の項目を調査する。<BR>(1)その触媒が必要とされた社会的背景<BR>(2)触媒材料の開発に用いられた指針/理論/技術/装置<BR>(3)製品化に至るまでの課題と取られた対策<BR>(4)開発者の苦労<BR>(5)その後の触媒の発展等<BR><BR>2.調査結果を以下の視点からまとめ発表を行う。<BR>(1)とられた開発プロセスは何か?<BR>(2)開発が成功した最も大きな要素は何か?<BR>(3)自分の研究でとっているプロセスを記述し比較する。