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授業科目名
発展途上国感染症学特論
担当教員
加藤 伊陽子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
415180 B 2 1,2 前期
[学習目標]
現在、発展途上国および全世界で高頻度に起こっている感染症の原因微生物、感染・発症機構、治療・予防法に関する最新の知識を得る。それぞれの感染症に対して医療機関と個人がとるべき対策を理解する。
[授業計画
1.世界保健機構(WHO)のWeekly Epidemiological Record 、その他感染症に関する世界の現状を示す公式情報(米国疾病対策センター     など)、および日本の国立衛生研究所が配信する「感染症エキスプレス」を通読し、細菌、ウイルス、その他の病原体の感染の現状(地域、症例数、感染拡大期間など)について学習する。<BR>2.エンデミック感染またはパンデミック感染が生じている病原体の遺伝子(血清)型、検査法、有効な薬剤(薬剤耐性)、ワクチンなどの現状について学習する。<BR>3.発展途上国での感染症制圧の世界的戦略を理解し、医療の公的機関と個人がとるべき対策について議論する。
[到達目標]
1. 発展途上国で高頻度におこる感染症について(1)病原体名、(2)増殖・発症機構、(3)治療・予防法を述べることができる。<BR>2. 近年および当該年の感染症発症の状況を調査し、説明することができる。<BR>3. それら感染症に対して講じられている最新の対策を述べることができる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %世界の感染症に関する情報の収集・解析の能力。 
2受講態度 20  %議論への参加 
3発表/表現等 20  %質問への応答、回答 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 標準微生物学 題9版, 医学書院, ISBN:9784260006385
  2. 感染症 広がり方と防ぎ方, 中央公論新社, ISBN:412101877X