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授業科目名
指導教員
天然物機能工学特論
新森 英之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
414125 A 2 (未登録) 1 後期 V
[概要と目標]
生物が生命活動を行っていく際には天然物と密接な関係がある。合成技術や分析技法等の発展により、天然物の分子レベル解析が盛んに行われるようになり、それぞれの解明が進んでいる。そこで、本講義では天然物の生体関連機能を分子レベルで解説し、人間環境改善のための展開を述べる。
[到達目標]
多様な天然物の生体内機能の分子レベル解析を理解する。<BR>天然物およびそれらの誘導体の利用に関する知識を習得する。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
天然物の機能は生体に大きく影響を与える。従って、天然物機能工学は生命工学分野に必須である。
[必要知識・準備]
生物有機化学に関する基礎的知識を必要とする。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %講義内容の専門的知識の理解度と問題点の探求力 
2受講態度 20  %学習態度 
3発表/表現等 30  %プレゼンテーション能力 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. H.-J. Schneider, A. Yatsimirsky, Principles and Methods in Supramolecular Chemistry, WILEY, ISBN:0-471-97253-3
[講義項目]
本講義では、以下の項目に関連する先端研究のトピックスを中心に紹介し、討論する。<BR>1.天然物と環境との関連性<BR>2.生物に対する天然物の影響<BR>3.天然物の分類と機能性<BR>4.天然物機能の分子レベル解析法<BR>5.天然物の合成および誘導体化<BR>6.天然物より誘導された人工分子の機能<BR>7.人工分子と天然物との物理的性質に関する相違性<BR>8.自然界に習った人工分子の設計と解析<BR>9.天然物およびその誘導体を用いた高機能性材料への発展<BR>10.生体材料にかかわる天然物の役割<BR>11.環境改善を目指した天然物の誘導化<BR>12.新規医薬品への天然物の利用<BR>13.分子認識化学における天然物の機能性<BR>14.ナノバイテクノロジーを活用した天然素材の改良<BR>15.機能性天然物の利用に関する展望