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授業科目名 癌免疫細胞治療学実験
時間割番号 411635 B
担当教員名 桐戸 敬太
開講学期・曜日・時限 通期・(未登録)・(未登録) 単位数 4
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
癌治療において、宿主の免疫担当細胞を採取、分離、培養し、ex vivoで分化、成熟、活性化を誘導し抗腫瘍作用を惹起させ、治療に応用する細胞免疫療法の開発が望まれている。これらの開発には、腫瘍免疫学と細胞工学を駆使した最新の知識と高度な技術が要求される。現在、実際に消化器癌において臨床試験が実施されている癌ワクチン療法をモデルとして、樹状細胞の分化、成熟過程、癌拒絶抗原の同定と臨床応用について概説する。実際に癌ワクチン療法を臨床治療されている症例から採取されたサンプルを用い、癌拒絶抗原を認識する細胞障害性Tリンパ球(CTL)の頻度測定を、Elispot assay、tetramer assayで検討し、癌ワクチン療法によって抗腫瘍免疫が成立したか否かを考察する。
<到達目標>
癌免疫細胞療法を理解する<BR>上記について、高い専門性・情報収集能力を身につける。
<授業の方法>
演習
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 10  %論理的思考能力 
2受講態度 80  %授業理解力 
3発表/表現等 10  %発表、表現力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 日本臨床腫瘍学会, がん免疫療法ガイドライン, 金原出版, ISBN:978-4-307-10183-7
  2. 日本臨床腫瘍学会, 新臨床腫瘍学(改訂第4版): がん薬物療法専門医のために, 南江堂, ISBN:978-4524261871
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1癌免疫の成立における癌拒絶抗原の種類とその特徴<BR>2癌免疫逃避機構<BR>3癌免疫細胞療法の種類とその特徴<BR>4癌免疫細胞療法の現状と今後の展開<BR>5細胞障害性Tリンパ球(CTL)の頻度の概念<BR>6Elispot assayの概念と測定手技<BR>7tetramer assayの概念と測定手技