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授業科目名
担当教員
電極触媒設計特論第二
内田 誠/柿沼 克良/野原 愼士
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
391440 D 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
燃料電池は、エネルギーおよび地球環境問題の抜本的解決策ならびに将来の水素エネルギー時代の中心的エネルギー変換システムとして、その実用化に大きな期待が寄せられている。中でも固体高分子形燃料電池(PEFC)は、自動車用の駆動電源や家庭用コージェネレーションシステムとして、その広範な普及に向け精力的に開発が進められている。本特論では、PEFCにおいて重要な役割を担う電極触媒および触媒層の設計指針、調製法、評価法、開発動向などを講義するとともに、燃料電池システムについても言及し、企業での開発経験による実学も交えた講義を行う。
[到達目標]
PEFCの電極触媒および触媒層に関する高度な知識と最先端の技術を習得するとともに、燃料電池システムについても理解を深める。
[必要知識・準備]
電気化学、物理化学、材料化学、熱力学の基礎知識を必要とする。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %理解力/理論的思考能力/課題設定・解決能力 
2受講態度 40  %出席および授業態度 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. (監修)田村英雄、(編著)内田裕之、池田宏之助、岩倉千秋、高須芳雄, 固体高分子形燃料電池のすべて, エヌティーエス
[講義項目]
第1回:エネルギー・地球環境問題の概要と意義<BR>第2回:燃料電池の電気化学<BR>第3回:各種燃料電池の作動原理と開発の現状<BR>第4回:固体高分子形燃料電池の触媒設計<BR>第5回:固体高分子形燃料電池用触媒層の細孔構造設計と触媒有効性について<BR>第6回:環境政策と燃料電池および燃料電池における産学連携について<BR>第7回:固体高分子形燃料電池各種システムの特徴と開発の歴史(1)<BR>第8回:固体高分子形燃料電池各種システムの特徴と開発の歴史(2)<BR>第9回:家庭用燃料電池の研究開発・製造メーカー視点からの課題(1)<BR>第10回:家庭用燃料電池の研究開発・製造メーカー視点からの課題(2)<BR>第11回:家庭用燃料電池における国際標準化等の社会環境の現状と今後の動向(1)<BR>第12回:家庭用燃料電池における国際標準化等の社会環境の現状と今後の動向(2)<BR>第13回:次世代自動車の現状と将来展望(1)<BR>第14回:次世代自動車の現状と将来展望(2)<BR>第15回:総括評価