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授業科目名 日本文学作品演習IIA<BR><font color="red">(本年度非開講)</font>
時間割番号 162016A
担当教員名 大木 志門
開講学期・曜日・時限 後期・火・III 単位数 2
<対象学生>
2年〜4年
<授業の目的および概要>
近代の短編小説を取りあげて分析・考察を加える。発表者による問題提起をもとに、参加者全員で作品から見えてくる問題点について議論を行う。この作業を通して文学研究の基礎的方法を身に付け、明確な観点から作品を分析する技術を養う。後期は志賀直哉の短編を題材に、「語り手」やプロット、レトリックなど細部への着目からテクストの読み替えの可能性をさぐる。
<到達目標>
近代文学を研究するために必要な、基礎的な調査能力および立論能力を身につけること。およびそれをもとにしたレジュメ作成および発表の技術を養うこと。
<授業の方法>
主に演習形式で進める。発表は45分程度、残りの時間は全体討議を行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 30  %発表を発展させた期末レポート 
2受講態度 30  %演習参加姿勢、発言等 
3発表/表現等 40  %発表の形式と内容 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
近代文学の基礎的な調査・研究方法を理解していることが受講資格となる。また発表担当者以外も、参加者はあらかじめ次回の議題となる作品を熟読して臨み、討議には積極的に参加し発言すること。
<テキスト>
  1. 志賀直哉, 小僧の神様・城の崎にて, 新潮文庫, ISBN:978-4101030050
<参考書>
  1. ISBN:978-4877370817,
    (特に定めないが、必要に応じて適宜指示します。)
<授業計画の概要>
受講者は毎回、次の役割を持ち回りで担当するものとする。<BR>(1)レポーター:担当する作品について、レジュメを作成し発表する。<BR>(2)サブレポーター:発表の内容を受けて議論を主導する。<BR>(3)一般参加者:積極的に議論に参加する。<BR>以下は主なテキストの収録作だが、実際の発表作品およびスケジュールは受講者と協議の上で決定する。 <BR>1、ガイダンス・担当決め<BR>2、資料の調べ方入門<BR>3、作品読解の着眼点<BR>4、「佐々木の場合」<BR>5、「城の崎にて」<BR>6、「好人物の夫婦」<BR>7、「赤西蠣太」<BR>8、「十一月三日午後の事」<BR>9、「小僧の神様」<BR>10、「焚火」<BR>11、「雨蛙」<BR>12、「転生」<BR>13、「濠端の住まい」<BR>14、「山科の記憶」<BR>15、まとめ