全学共通教育の方向性と理念 (2008.2)

○キャッチフレーズ
全学共通教育科目イメージ

○ 理 念
 山梨大学は「豊かな教養と専門知識・技術を備え、倫理性、独創性に富み、自主独立の精神を尊ぶ人材を育成すること」を使命とし(「山梨大学学則1条」)、「市民としての倫理性と自律性を身に付け、専門性をもって、国際社会で活躍できる人材」(「山梨大学憲章」)の養成を重要な目標の1つとしています。
 経済や社会のグローバル化や科学技術の進展など社会が激しく変化するとともに、地球環境を保全して今の文明を今後も持続できるかどうかが試される21世紀において、このような使命・目標を達成していくために、本学はリベラルアーツ教育の充実を図り、各学部教育の基盤となる全学共通教育科目を2007年4月から新たに導入しました。
 全学部の教員が担う全学共通教育は、学生一人ひとりが、豊かな人間性を備えた自己を確立し、人類の知の遺産を継承する主体であるという意識を持って生涯にわたって学び続けることを後押しします。それは、社会の急激な変化にも対応し得る知識や思考力、表現力、コミュニケーション能力などを身につけ、市民としての倫理感・責任感を保持し、時代の変化に合わせて社会を支え、また新しい社会へと改善していく意欲・能力を有する人材を育てることに他なりません。

○ キーワード
 全学共通教育の理念を実現していくにあたり、全学共通教育の各科目を履修することで学生一人ひとりが以下のキーワードに示されるような知識・能力・姿勢を身につけられるように、科目間の連携を図り、カリキュラムの充実に努めていきます。

(1)知識と視野
生涯にわたって自ら学び続けるための基礎的知識と思考法を身につけ、歴史・古典に学び芸術に親しみ、また国際化や科学技術の進展に関る様々な知識を吸収して視野を広げることによって、物ごとを多角的・総合的に捉える力を養います。

(2)能力と技能
自主的に物ごとを見つめ、様々な事象の中から現代の課題を発見し、探求し解決していく能力を育てます。そのために、順序立てて物ごとを捉え、考えや行動を反省し調整し、物ごとの意味や価値を問い直す批判的思考力を磨いていきます。そのようにして得られた自己の主張を、母語や外国語ならびに他のさまざまな手段で表現するだけでなく、他者の主張との調整を図り、効果的に意思の疎通を行う能力を育てます。

(3)人間性と倫理性
21世紀の社会に求められる共生・共存の視点に立って、人間としての在り方や生き方を考え、身体と心のバランスをとり、全人格的な発展を心がける、自立した個の確立を促します。また同時に、多様な生き方・文化・価値観を理解し、他者との相互理解に努め、社会の一員としての責任を果たす力を培います。

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