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授業科目名
担当教員
電気応用実験
垣尾 省司/中村 一彦/鈴木 雅視/小野 哲男/望月 知明
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TEE321 A 2 EE,ES 3 後期 III-IV
[概要]
 電気エネルギー変換工学,電機制御工学,高電圧工学,光波動工学等の科目を中心にした内容のテーマのもとに,実験を通して,講義,演習で得た知識をより一層完全なものにすることを目的としている.テーマによっては実験が先行する場合もあるが,その場合は指導書で内容が理解できるようになっている.<BR>具体的には以下の各テーマを1回もしくは2回で実験を行い,実験後に実験内容に関する報告書を提出する.<BR> また,翌年度に着手する卒業研究に備えて,仮配属された研究室において研究体験を行い体験内容に関する報告書を提出する.
[具体的な達成目標]
(ア)単相変圧器の特性試験を行うことができ,試験結果を用いて諸定数と等価回路を求めることができる.<BR>(イ)誘導電動機の負荷特性を実負荷試験と等価回路法を用いて求めることができ,負荷特性を説明することができる.<BR>(ウ)直流電動機の速度特性,トルク測定,負荷特性を用いて測定することができ,直流電動機の種類による特性の違いを説明できる.<BR>(エ)同期発電機の並行運転により,無効電力,負荷分担の状態を測定でき,同期発電機の基本的性質との関連を説明できる.<BR>(オ)交流高電圧の発生と球電極を用いた絶縁破壊試験を通して,絶縁破壊電圧と電極間隔の関係,各種絶縁材料の特性を理解し説明できる.<BR>(カ)与えられた制御対象に対してタイムチャート,ラダー図を設計でき,プログラマブルコントローラのシミュレーションとシーケンス制御の実行を行うことができる.<BR>(キ)与えられた制御対象に対してPID制御に必要なパラメータをステップ応答法により設計することができる.<BR>(ク)サーボ系のPID制御に必要なパラメータを設計することができ,制御プログラムを作成できる.<BR>(ケ)マイクロ波・高周波回路の基礎測定の実験を通して,伝送線路内部の電磁界の振る舞いを理解し説明できる.<BR>(コ)水波の観測とレーザ光をスリットに入射した際の回折パターンの観測を通して,波の回折と干渉を理解し説明できる.<BR>(サ)赤外線サーモグラフィの原理と特性を理解し,赤外線サーモグラフィを適切に用いて温度を測定することが出来る.<BR>(シ)実験データの適切な取得,整理,グラフ化ができる.<BR>(ス)実験データを元に自らの考察を加えた報告書をまとめることができる.<BR>(セ)他者と協力して分担を決め,計画的に実験を遂行できる.<BR>(ソ)締め切りを守り報告書を提出できる.<BR>(タ)遅刻することなく余裕を持って実験にとりかかることができる.<BR>(チ)仮配属研究室の研究内容を理解し他者に説明することができる.
[必要知識・準備]
電気回路,電磁気学,プログラミング等の基礎的素養.上の「概要」に述べた科目を履修していることが望ましいが,指導書による予習を十分に行っておくことがである.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %「具体的な達成目標」を評価し、それが6割以上達成されているかを確認する 
2受講態度 20  %「具体的な達成目標」を評価し、それが6割以上達成されているかを確認する 
[教科書]
  1. 山梨大学工学部電気電子工学科編 「電気応用実験指導書 平成29年度版」
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
第1週:ガイダンス/仮配属先研究室における研究体験<BR>第2週―第15週:各班ローテーションにより、下記実験項目を1週もしくは2週で実施する。<BR><BR>・マイクロ波・高周波回路の基礎<BR>・単相変圧器・誘導電動機の特性試験<BR>・交流高電圧の発生・測定と絶縁材料の絶縁破壊試験<BR>・同期発電機の並行運転<BR>・シーケンス制御<BR>・サーボ系のPID制御<BR>・温度のPID制御<BR>・赤外線サーモグラフィによる温度測定<BR>・波動の基礎(回折・干渉)<BR>・仮配属先研究室における研究体験
[教育方法]
指導書の予習を義務付ける.実験開始にあたって内容を解説し理解を深めさせる.報告書は次週の午前9時00分までに提出する.完成されていない報告書は不提出とみなされるので注意すること.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)