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授業科目名
担当教員
電磁気学I演習
垣尾 省司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TEE212 1 EE,ES 2 前期 II
[概要]
本科目では「電磁気学I」の理解を深め、具体的な問題の解法を学ぶ。講義の進行に合わせて演習問題を解くことで応用力を養う。理解し難い点や誤りやすい点については解説を行う。「電磁気学I」講義との同時履修が必須である。<BR> 電磁場の概念を把握し、ベクトル解析の手法に基づき使いこなすことが要求される。これを習得するためには十分に問題演習を行うことが大切である。これには各自が演習書など参考書を用意し、講義の復習を兼ねて、関連する問題を自分自身で解き、考察する日常的な自主学習が必要である。<BR> 本科目では、この目的を助けるために以下のように進める。<BR>・基礎的な例題を中心にとりあげて、討論・解説を行い、問題の捉え方、解法について理解を深める。<BR>・理解の確認と応用力を養うためにテストを行う。
[具体的な達成目標]
A. 電場、電位の概念を理解し、勾配と線積分という相互の関係を書くことができる。<BR>B. クーロンの法則、ガウスの法則およびそれらの関連を説明することができる。<BR>C. 点電荷、線電荷、面電荷による電界、電位を数式と図で表現できる。<BR>D. オームの法則を説明することができる。<BR>E. ビオ・サバールの法則、アンペアの法則を説明することができる。<BR>F. 線電流、円形電流、ソレノイドに流れる電流による磁界を数式と図で表現できる。<BR>G. ファラデーの電磁誘導の法則を説明できる<BR>H. 運動する導体に発生する起電力を求めることができる。<BR>I. マクスウェル方程式を説明でき、波動方程式を導出できる
[必要知識・準備]
基礎電気理論、応用数学1,2、微分積分学1,2の知識を活用する。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業で扱った程度の基本的な問題を解くことができる. 
2試験:中間期 40  %授業で扱った程度の基本的な問題を解くことができる. 
3小テスト/レポート 20  %授業で学んだ内容を,自習によって発展させることができる 
[教科書]
  1. 宇野 亨, 白井 宏, 電磁気学, コロナ社, ISBN:4-339-00814-2
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1. 数学的準備1(ベクトルの発散とガウスの定理)<BR>2. 数学的準備2(ベクトルの回転とストークスの定理)<BR>3. 真空中の静電界1(クーロンの法則、電界、電気力線、電束密度場)<BR>4. 真空中の静電界2(ガウスの法則)<BR>5. 真空中の静電界3(電界と電位)<BR>6. 誘電体中の静電界1(静電容量と誘電率)<BR>7. 定常電流1(オームの法則)<BR>8. 第1回理解度テストと解説<BR>9. 真空中の静磁界1(ビオ・サバールの法則)<BR>10. 真空中の静磁界2(ベクトルポテンシャル、アンペアの法則)<BR>11. 電磁誘導1(ファラデーの電磁誘導の法則)<BR>12. 電磁誘導2(運動する導体に発生する起電力)<BR>13. マクスウェル方程式と電磁波1(変位電流、マクスウェル方程式)<BR>14. マクスウェル方程式と電磁波2(電磁波の伝搬)<BR>15. 第2回理解度テストと解説
[教育方法]
講義の進捗に合わせて、基礎的演習問題を数多く解くことにより、達成目標が得られるようにする。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
総合評価結果から上記到達目標の6割以上を達成したと認められるものを合格とする.