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授業科目名
臨床検査医学・人体病理学 実習
担当教員
加藤 良平/井上 克枝
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M006535 1 5 通期
[学習目標]
臨床検査医学<BR>1.臨床検査の意義、利用法について理解する<BR>2.臨床検査の有用性、基準値、制度管理等を学ぶ<BR>3.臨床検査の結果の評価法を学ぶ<BR>4.医師として必要最小限の臨床検査技術を習得する<BR>人体病理(病理診断科)<BR>講義で学習した病理学の知識を、実際の症例で十分に体得するとともに、臨床医学における病理診断の役割や意義を理解する<BR>病理診断医は「Doctor of Doctors」といわれ、患者さんから採取された組織・細胞材料に適切な診断を下すことが求められています。病理診断とは、1)組織診断、2)細胞診断、3)迅速診断、4)剖検診断が含まれていますが、現在ではさらに、分子標的治療のための病理学的評価、予後判定や診断のための遺伝子検査、遠く離れた病院を対象とする遠隔診断など多岐にわたっています。適切な診断を下すためには、疾患に対する広い知識と所見を読み取る能力が必要とされます。病理BSTでは、「疾患を目で見て感じる」ことが重要です。
[授業計画
実習スケジュールの詳細は「臨床実習の手引き」を参照すること
[到達目標]
臨床検査医学<BR>1.臨床検査部門における業務の流れを理解する<BR>2.採血等検体の正しい採取法を行うことが出来る<BR>3.血球検査の判定、血液塗沫標本の作製、白血球分類、異常細胞の同定が出来る<BR>4.心電図の測定、呼吸機能測定を行うことができ、それぞれの結果を評価できる<BR>5.一般尿検査が判定でき、尿沈渣の作成、観察が出来る<BR>6.生化学データ、血清蛋白分画の評価が出来る<BR>人体病理(病理診断科)<BR>1.組織・細胞標本の作製法とその流れを理解する<BR>2.実際の症例から組織・細胞像の読み方を習得する<BR>3.病理診断に基本的プロセスを理解する<BR>4.病理診断情報を適切に主治医に報告する<BR>5.病理診断の意義を理解する<BR>6.病理診断書の作成とその要点を理解する<BR>7.病理解剖の手技を習得する<BR>8.病理解剖における肉眼所見の見方を理解する<BR>9.病理解剖所見の報告書をまとめる
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 30  %授業の内容の理解 
2受講態度 40  %出席 
3発表/表現等 30  %実習中の態度 
[教科書]
  1. 異常値の出るメカニズム, 医学書院, ISBN:9784260005609
  2. Reversed CPC による臨床検査データの読み方トレーニング, 日本医事新報社, ISBN:4784940081
[参考書]
(未登録)