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授業科目名
神経内科学 実習
担当教員
瀧山 嘉久
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M006095 2 5 通期
[学習目標]
一般学習目標(GIO):<BR> 神経内科BSLは診療の現場で医療チームの一員として参加することにより、神経内科学的な考え方、医師としての基本的な姿勢、患者・家族に対する接し方、基本的な技術などを習得することを目標とする。これまで学習してきた神経系に関する知識を実地臨床の場に応用し、臨床におけるさまざまな問題に対応できる能力を養成する。さらに、学生が将来それぞれ保健・医療・福祉に貢献し,医学の発展に寄与することができるようになるために,卒業時に下記4項目に到達することをねらいとする。<BR>1.将来医学関係のいずれの領域に進むうえにも必要な,基礎的知識と基本的技能を習得する。<BR>2.生涯にわたって発展させるべき,保健・医療の専門職に必要な基本的態度・習慣を身につける。<BR>3.医学的問題を正しくとらえ,自然科学的のみならず,社会学的・心理学的方法を統合して解決するための基本的能力を修得する。<BR>4.知識・技能・態度を自ら評価し,かつ自発的学習と修練によって,それらを向上し続ける習慣を身につける。<BR>学習行動目標(SBO):<BR>1.教員,医員・研修医,ナース,その他の医療従事者の診療チームのなかのクリニカル・クラークとして行動する。単なる見学者や「お客様」ではなく,積極的参加者である。<BR>2.患者の主治医である医員,指導医の紹介によって自己紹介し,患者の同意を得て,指導医の立ち会い,指導によってカリキュラムに示された医行為を伴う臨床活動を行う。<BR>3.患者の病歴をとり,診察を行い,検査に参加し,診断の進め方を演習する。<BR>4.手術を含む治療適応を考え整理し,カンファレンスで述べる。<BR>5.指導医とともに,患者の検査,治療に参加する。<BR>6.治療の結果を追跡し評価する。<BR>7.退院後の患者へのケアの説明に参加する。
[授業計画
実習スケジュールの詳細は「臨床実習の手引き」を参照すること。<BR><BR>集合時間・集合場所<BR> 第1週 月曜日 午前8時30分、神経内科医局(基礎研究棟6F)<BR><BR>注意事項<BR>(1) 患者、家族には主治医チームの一員として接することになるので、特に医師の守秘義務は厳格に守ること。自らの姿勢、言動が患者、家族に如何なる影響を与えるかを熟慮し、慎重に分別ある行動を取ること。<BR>(2) 主治医チームの一員であるので、患者さんに関係する説明、リハビリ、検査、検討会などには必ず参加すること。<BR>(3) 病棟を離れる場合には、緊急連絡のために居所を明らかにしておくこと。また、週間行事やクルズスにも必ず参加すること。<BR>(4) 2週間で学生2〜3名が1人の患者を担当し、総回診で症例の呈示を行い、病棟で回診を受けること。<BR>(5) 第2週の金曜日に教授が試問を行う。レポートは試問終了後に医局長に提出すること。レポートは問題点のみを重点的に考察すること。updateなことも調べておくこと。よりよいBSLにするために、「BSLプログラムに対する学生による評価表」を提出すること。<BR> (6) BSLは人に与えられる実習ではなく、自ら求める態度でなくてはならない。<BR> (7)  内科診断学は十分に勉強した上でポリクリに参加すること。
[到達目標]
1. 病歴がきちんと取れること。<BR>2. 基本的な神経所見が取れること。<BR>3. 病歴と所見の解釈ができること。<BR>4. 1〜3から検査方針が立てられること。<BR>5. 基本的な治療方針が立てられること。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %入院で担当した患者についての諮問を最終日に行う。 
2小テスト/レポート 20  %レポートは問題点を中心に考察すること。担当患者の疾患について最近の話題も加えて作成すること。 
3受講態度 40  %BSLの態度を重視する。 
4発表/表現等 20  %総回診時のプリント作成、プレゼンテーションなどを評価する。 
[教科書]
  1. ベットサイドの神経の診かた (改訂16版), 南山堂, ISBN:9784525247171
  2. Lewis P Rowland, Merritt's Neurology (Edition: 11th), Williams & Wilkins
  3. Ropper AH, Brown RH, Adams and Victor's Principles of Neurology (Edition: 8th), McGraw-Hill
[参考書]
(未登録)