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授業科目名
内科学1 実習
担当教員
榎本 信幸
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M006025 2 5 通期
[学習目標]
一般学習目標(GIO):<BR>1.実地診療において、患者の問題解決ができるように、メディカルインタビューに始まり、診察、検査、診断および治療までの基本的技能を習得する。<BR>2.チーム医療を理解して分担し、チームの一員として望ましい行動をとる。<BR>3.患者を全人的に理解し、患者から医学を学ばせていただくという態度を身に着ける。<BR>4.好ましい医療チーム―患者関係を保つ。<BR>5.患者から得た情報の守秘義務を全うする。<BR>6.医の倫理を理解し、実行する。<BR>7.医師となる使命、責任を培う。<BR>8.自己学習の習慣を養う。<BR>9.医師候補生たるに臨ましい日常の態度と習慣を身につける。<BR>10.これまで得た知識をより確実にする。<BR>11.患者の愁訴、症状、徴候や所見を慎重かつ十分に解釈する。<BR>12.患者の問題解決のための診断、検査計画、手術適応を含む治療計画を立てる能力を身につける。<BR>13.地域医療を理解し、大学付属病院とその医師の役割を知る。<BR>14.医療経済の一端を知り、あり方を考える。<BR>15.臨床実習を自己評価し、自ら向上へフィードバックする。<BR><BR>学習行動目標(SBO):<BR>1.教員、レジデント(医員・研修医)、ナース、その他の医療従事者の診療チームのなかのクリニカル・クラークとして行動する。単なる見学者や「お客様」ではなく、積極的参加者である。<BR>2.患者の主治医である教員、レジデント(指導医)の紹介によって自己紹介し、患者の同意を得て、指導医の立ち会い、指導によってカリキュラムに支援された医行為を伴う臨床活動を行う。<BR>3.患者の病歴をとり、診察を行い、検査に参加し、診断の進め方を演習する。<BR>4.鑑別診断や治療計画を整理し、カンファレンスで述べる。<BR>5.指導医とともに、患者の治療に参加する。<BR>6.観血的処置が必要な場合は、患者の術前処置に参加する。<BR>7.観血的処置に助手として参加する。<BR>8.術後管理に参加する。<BR>9.治療の結果を追跡し評価する。<BR>10.退院後の患者へのケアの説明に参加する。<BR> 
[授業計画
実習スケジュールの詳細は手引きを参照すること。<BR><BR>【集合時間・集合場所】<BR> 第1週の月曜日午前8時30分(月曜日が祝日または振替休日の場合は、火曜日午前8時30分)に、研究棟6階の医局集会室に集合すること。<BR><BR>【実習内容】<BR>1)Clerkship:「学生はアタマを鍛え、研修医はウデを磨く」<BR> 第一内科のBSLはカルテ記載・オーダー立案能力を主要な目標として実施する。これ を基盤にオーダー発行・侵襲的医療行為の見学の機会ももうける。<BR>2)Shadowing:「群れずに、影になる」<BR> 2名ずつ第一内科の肝臓、消化管、胆膵の診療グループの配属しチームの一員として扱う。指導医の下で入院患者を担当し常に行動をともにし(shadowing)、診療のクラークとなり実地にカルテ記載・オーダー立案を行う。<BR>3)Proactive:「週間予定表は白紙、自分から動く」。<BR> 第一内科の週間予定表を参照してオーベンおよびスーパーバイザーと相談して自分で実習予定を組み、自分で外来・検査担当医師個人にPHSで連絡をして参加・指導をお願いして打ち合わせを行うこと。<BR><BR>【注意事項】<BR>1)学生自身が診療に参加する中で、病歴・現症・経過等の情報をひき出し、状態を十分に把握するよう努めるとともに、当該する課題について文献的な考察を加えることが大切である。<BR>2)実習の始まる前に、病歴の聴取、現症のとり方、現症の記述、代表的な疾患の診断法など、内科診断学は十分学習しておく。<BR>3)グループに割りあてられた全症例につき、学習すること。<BR>4)プリントや学生用カルテおよび電子ファイルなどの個人情報の取り扱いには特に注意すること。
[到達目標]
1)消化器内科の代表的疾患について、問診、診察、検査計画、病態評価、治療計画が行える。<BR>2)これまで学習した消化器疾患の知識を再確認し、より高度で、実践的なものとする。<BR>3)プロブレム・リストを作成し、これに沿った診療録の記載ができる。<BR>4)医療スタッフの一員として、守秘義務、個人情報の保護、院内感染対策について理解し、実践できる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 30  %提出される診療録・レポートを評価します。 
2受講態度 40  %担当患者への態度、病棟、検査への出席を重視します。 
3発表/表現等 30  %カンファランス等での発表の達成度、発表能力について評価します。 
[教科書]
  1. Harrison's principles of internal medicine, メディカル・サイエンス・インターナショナル, ISBN:9784895927345
  2. 内科学, 朝倉書店, ISBN:9784254322316
  3. 内科診断学, 南江堂, ISBN:4524222855
  4. 吉利 和, 内科診断学, 金芳堂, ISBN:4765311376
  5. 内科学, 文光堂, ISBN:4830612894
  6. 肝臓病学, 医学書院, ISBN:4260109332
[参考書]
(未登録)