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授業科目名
人体病理学
担当教員
加藤 良平
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M005112 1 2 後期
[学習目標]
1. 腫瘍を理解し、その発生、増殖、転移のメカニズムを理解することができる。<BR>2. 遺伝性疾患の遺伝様式、発症機序、家族性腫瘍について理解する<BR>3.代謝性疾患に属するタンパク質、アミノ酸、脂質、糖質、無機物、色素の異常とそれによって引き起こされる形態的、機能的異常について学ぶ
[授業計画
1)知  識<BR> 病理学腫瘍総論では疾病一般について、その本態、成り立ち、原因、基本的な病態および病変を学ぶ。<BR> 臓器系統別に個々の腫瘍に関してその本能、病因、成り立ち、形態的変化を中心とした病像、経過さらに転帰などを学ぶ。<BR>2)技  能<BR> 2年次の病理学総論において適宜行われる病理組織学実習、病理解剖の手技、臓器、組織の肉眼的観察法、組織像の見方、記載法、病理診断の付け方、病理診断書の書き方、臨床像との対比の仕方等の実際を習得する。<BR>3)態  度<BR> 学習に際し、自主的かつ積極的態度を求める。自ら考え、常に予習、復習をし、疑問はその日のうちに解決する習慣を身につける。<BR><BR>平成29年度人体病理学講義予定(総論)<BR>11月 16日(木)  2時限   序論・病因論(加藤)<BR>11月 28日(火)1-2時限   遺伝性疾患(近藤)<BR>11月 30日(木)1-2時限     遺伝性疾患(近藤)<BR>12月  5日(火)1-2時限    細胞病理学(近藤)<BR>12月  7日 (木)1-2時限      腫瘍       (加藤)<BR>12月 15日(金)3-4時限      特別講義  (北川)<BR>12月 20日(水)1-2時限      腫瘍・実習 (加藤)<BR>12月 22日(金)3-4時限      特別講義  (石川)<BR>*試験日程および詳細については決定次第掲示にて連絡します。
[到達目標]
腫瘍の定義を理解し、述べることができる。<BR>腫瘍の性格、良悪性について知ることができる。<BR>転移のメカニズムについて理解できる。<BR>腫瘍発生のメカニズムについて述べることができる。<BR>腫瘍発生の遺伝子異常を理解できる。<BR>腫瘍の増殖のメカニズムを理解できる。<BR>遺伝性疾患の遺伝様式と分子メカニズムを説明できる。<BR>代表的な遺伝性疾患について説明できる。<BR>代謝系の異常について例をあげて説明できる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %設問に対し、的確に回答する。 
2小テスト/レポート 10  %実習の出席やノートを評価する。 
3受講態度 10  %出席を重視する。 
[教科書]
  1. カラーで学べる病理学 第4版, ヌーヴエルヒロカワ, ISBN:9784861740626
  2. ルービン カラー基本病理学, 西村書店, ISBN:9784890133246
[参考書]
  1. 標準病理学 第5版 監修 坂本穆彦、 編集 北川昌伸・仁木利郎, 医学書院, ISBN:9784260020268
  2. 病態病理学 改訂17版, 南山堂, ISBN:9784525151478
  3. 組織病理学アトラス 第6版, 文光堂, ISBN:9784830604768
  4. Robbins and Cotran Atlas of Pathology, 3rd ed.,, Saunders (W.B.) Co Ltd, ISBN:9781455748761
  5. Robbins and Cotran Pathologic Basis of Disease, 9th ed.,, W B Saunders Co, ISBN:9781455726134