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授業科目名
倫理学
担当教員
香川 知晶
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M000123 1 3 前期
[学習目標]
一般目標(GIO)<BR> 現代社会の問題点を倫理学的側面から理解することを目標にするが,話題の中心は研究倫理に焦点を当てながら、生命倫理の問題に置く。<BR>行動目標(SBO)<BR>1)知   識<BR>1.現代社会の世俗的,市場主義的,民主主義的特徴について説明できる。<BR>2.現代医療をめぐる基本的な倫理綱領,宣言について説明できる。<BR>3.科学技術の社会的受容をめぐる基本的な対応について,諸外国との対比を踏まえ,<BR> 日本の特徴について説明できる。<BR>2)技   能<BR>1.現代社会における医療をめぐる問題点を理解し,関連する情報を収集し,整理できる。<BR>3)態   度<BR>1.現代社会の具体的な倫理的問題について,問題点を整理し,自己の見解をまとめ,<BR> 報告できる。
[授業計画
まず生命倫理の観点から医療倫理全般にわたる基本的知識を整理することからはじめ、特に医学研究をめぐる問題を取り上げ、問題の背景と問題点を考察し、制度的規制について概観する。<BR>講義の中心は生命倫理の基本的な議論におくが、非常勤講師による講義も含め、臨床の場面での具体的な事例についても検討する。<BR>本年度は緩和ケア、法的な問題と救急医療に関して、各々専門家として本学精神科の小林薫先生、弁護士の齋藤裕次郎先生、甲府南消防署救急救命士石原武司先生を講師に迎え、それぞれ特別講義を依頼する予定である。<BR><BR>各回の講義テーマの予定は以下の通り。<BR><BR>1.基本的用語の整理と医療倫理の概観<BR>2.伝統的な医の倫理と現代的な医療倫理<BR>3.生命倫理・医療倫理の4原則<BR>4.医学実験をめぐる問題、歴史的概観<BR>5.医学研究倫理の制度的規制<BR>6.ターミナル・ケア(1)(小林講師)<BR>7.ターミナル・ケア(2)(小林講師)<BR>8.医療倫理と法的責任(斎藤講師)<BR>9.インフォームド・コンセント<BR>10.救急医療の現状(石原講師)<BR>11.救急医療実習(石原講師)<BR>12.インフォームド・コンセントと高齢者医療<BR>13.願望実現医療:医療の将来<BR>14.現代における医療・医学<BR>15.まとめ
[到達目標]
医療専門職として必要な倫理的判断力の基礎を身につけること
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %到達目標達成度 
2小テスト/レポート 40  %講義の理解度 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)