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授業科目名
分子細胞生物学<BR><font color="red">(本年度非開講)</font>
担当教員
加藤 伊陽子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M000071 2 1 後期
[学習目標]
医学科1年生にふさわしい、応用可能な分子細胞生物学の基盤をつくる。
[授業計画
木曜日(3限+4限)を1回の講義とし、各回の講義内容を次のように計画している。<BR>アメリカ版 大学生物学の教科書、第2巻を中心に講義を進行し、第1巻を頻繁に参照する(第1巻、第2巻とも必携)。必要に応じて英語原本’LIFE: The Science of Biology’を参照し、理解を深めるために動画(英語)を見る。本年度から授業計画を一新する。<BR><BR>(第2巻 第6章)(第1巻 第1章)染色体、細胞周期、細胞分裂 <BR>第1回 原核生物と真核生物のゲノムと染色体DNA<BR>第2回 真核生物の増殖と細胞周期、体細胞分裂(有糸分裂)の過程<BR>第3回 減数分裂(第一減数分裂、第二減数分裂)の過程、遺伝的多様性<BR><BR>(第2巻 第8章) DNAの構造と遺伝情報の複製・伝達 <BR>第4回 遺伝情報をになう物質がDNAであるとわかるまで<BR>第5回 DNAの構造: 骨格、塩基対、相補的な鎖、5’末端と3’末端<BR>第6回 DNAの複製: DNAポリメラーゼと複製複合体、リーディング鎖とラギング鎖<BR>第7回 DNA損傷の修復 (トピック: なぜがんになるのか?)<BR><BR>第8回 6章と8章のまとめ<BR><BR>(第2巻 第9章)(第1巻 第3章)DNAからRNA、タンパク質(遺伝子型から表現型)へ<BR>第9回  DNAの転写: プロモーター、RNAポリメラーゼ、転写開始複合体<BR>第10回 RNAの種類・構造・機能、pre-mRNAからmRNAへ(第11章 RNAスプライシング)<BR>第11回 RNAの翻訳: コドン、翻訳開始複合体、リボソーム、mRNA、アミノアシルtRNA<BR><BR>(第10章) ウイルスと原核生物の遺伝情報<BR>第12回 ウイルスとバクテリオファージの増殖サイクルおよびゲノム複製<BR>第13回 原核細胞の間での遺伝情報の交換: 接合、形質転換、形質導入 <BR>第14回 原核生物の遺伝子発現調節: オペロン、オペレーター、リプレッサー<BR><BR>第15回 9章と10章のまとめ、全講義のまとめ
[到達目標]
学生は体細胞分裂(有糸分裂)、減数分裂、DNAの構造と複製、転写、翻訳を説明できる。<BR>学生は二重鎖DNAの塩基配列からmRNAの塩基配列およびタンパク質のアミノ酸配列と性質を予測できる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %転写、翻訳などの後半のテーマと、全期間の内容の学習深度 
2試験:中間期 40  %体細胞分裂、減数分裂、DNA複製に関する学習深度 
3受講態度 10  %3,4時限終了時に学生が記述・提出する講義の要約および設問への解答 
4発表/表現等 10  %講義内容に関する質問、議論における積極性 
[教科書]
  1. D. サダヴァほか著、石崎泰樹ほか訳 , アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻, 講談社, ISBN:978-4-06-257673-4,
    (甲府キャンパス生協で購入してください。1500円)

  2. D. サダヴァほか著、石崎泰樹ほか訳 , アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻, 講談社, ISBN:978-4-06-257672-7,
    (甲府キャンパス生協で購入してください。1300円)

  3. .David Sadava, et al., LIFE: The Science of Biology, Volume 1, The 10th Edition, Sinauer Associates, Inc., ISBN:978-1-4641-4122-5,
    (講義で原文を随時参照・紹介します。原語で学習したい人、生命科学の英語を学びたい人はこの教科書を購入してください。日本語訳の第1巻と第2巻の内容が刷新されて、この1冊にあります。)
[参考書]
  1. 米崎哲朗、升方久夫、金澤浩, ベーシック分子生物学, 化学同人, ISBN:978-4-7598-1582-5,
    (日本語で書かれた教科書。DNA複製、転写、翻訳の参考書としてお勧めします。)