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授業科目名 環境科学入門
時間割番号 LPC106
担当教員名 新藤 純子
開講学期・曜日・時限 後期・水・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
人類の生存を支えるさまざまな環境資源を概観するとともに、人口増加や経済活動の拡大に伴い環境汚染や地球環境問題が発生した歴史と現状について学習する。また、食料やバイオマスなど生物資源の利用と環境との関係について学ぶ。環境問題解決のための国際的な取り組みなど、どのような対策がとられてきたかについて、さらに環境問題間および他の問題との間のトレードオフなどについて学ぶ。なお、本科目には地域(山梨)に関する内容が含まれている。
※ 本授業科目は、「COCコース別専門科目」
<到達目標>
・人間活動が自然の資源に依存していること、活動の拡大が資源の劣化を招き、環境問題として現れていることを理解する。
・様々な環境問題に関して発生メカニズムと、どのような対策がとられているかについて学び、社会人・職業人として必要な環境問題に関する基礎的な知識を身につける。
・国際的な視点を持って環境問題をとらえ、途上国、先進国それぞれの環境問題の特徴と解決方法の違いを理解する。
<授業の方法>
スライドと配付資料を用いた講義。授業の終わりにリアクションペーパー(講義のまとめ、質問など)を書く時間を設け、理解度を把握する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %講義内容の理解力 
2試験:中間期 40  %講義内容の理解力 
3小テスト/レポート 10  %様々な資料や情報を収集整理する能力 
4受講態度 10  %リアクションペーパーによる理解度と授業への意欲的な参加 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
環境中の物質の流れと、人為活動によってそれがどの様に変化してきたかを大づかみに把握しよう。様々な環境問題とその解決のためにどのような対策がとられているかを理解し、環境問題を冷静にとらえる目を養おう。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 藤倉良・藤倉まなみ, 文系のための環境科学入門, 有斐閣, ISBN:978-4-641-17349-1
  2. ビヨン・ロンボルグ, 環境の危機をあおってはいけない, 文藝春秋, ISBN:4-16-365080-6
<授業計画の概要>
第1回 序論:人間活動と環境
授業内容:環境科学とは、環境危機説と楽観説、環境問題の歴史、清浄な環境をどこまで追求すべきか。
第2回 生物地球科学的循環-1:水循環と水資源
授業内容:全球の水循環、再生可能水、水の利用、過剰利用による環境問題。
第3回 生物地球科学的循環-2:炭素と窒素の循環
授業内容:炭素・窒素循環と環境問題、全球の炭素・窒素の循環、炭素循環の測定、反応性窒素
第4回 環境汚染-1:大気汚染、光化学スモッグ
授業内容:二酸化硫黄・煤煙による大気汚染、窒素酸化物と光化学オキシダント、有害物質・PM2.5、大気汚染の規制。
第5回 環境汚染-2:水質汚濁
授業内容:水俣病など、水質汚濁の規制と現在の水環境、クリーナープロダクション
第6回 環境汚染-3:土壌汚染・途上国の環境問題
授業内容:土壌汚染の原因、修復と対策、バイオレメディエーション、途上国で起こっている環境問題、経済発展と環境。
第7回 前半の総括評価
第8回 地球環境問題-1:オゾン層破壊
授業内容:紫外線について、オゾン層について、オゾン層破壊物質と破壊プロセス、オゾン層保護
第9回 地球環境問題-2: 地球温暖化・気候変動
授業内容:温室効果、温室効果ガスの排出量、温暖化の予測、気候変動枠組み条約
第10回 地球環境問題-3:越境大気汚染・酸性雨
授業内容:雨のpHと酸性雨、酸性雨の影響、土の緩衝能、国際的な対応
第11回 業と環境-1:人口、肥料、食料生産
授業内容:世界の人口変化、世界の食糧生産と肥料
第12回 農業と環境-2:農業起源の環境汚染
授業内容:肥料や畜産に帰因する水質汚染、ヨーロッパでの対策と日本・アジアの状況、農薬の安全性と環境影響
第13回 農業と環境-3:バイオマス資源の利用
授業内容:バイオマスとは、バイオマス資源の特徴、カーボンニュートラルとは、バイオ燃料の製造とエネルギー効率
第14回 環境問題にどのように取り組むか
授業内容:地域環境問題と地球環境問題の違い、将来のエネルギー、将来の環境(再び環境危機説と楽観説)
第15回 後半の総括評価