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授業科目名 植物生理学
時間割番号 LFS315
担当教員名 山下 裕之
開講学期・曜日・時限 前期・金・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
植物のもつ諸機能、発生と成長、および運動(刺激反応性)など、植物に固有な現象、または性質について理解する。植物を食料生産や環境保全に利用するためには、その生理特性を理解する必要がある。本講義では、植物個体水準における研究、すなわち光合成、養水分吸収および発芽に始まる生長分化について主にブドウを題材として分かり易く解説し、その基本的知識を習得する。
<到達目標>
植物のもつ諸機能、発生と成長、および運動(刺激反応性)など、植物に固有な現象、または性質について理解する。
<授業の方法>
講義
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:中間期 50  %理解度 
2小テスト/レポート 20  %理解度、論理性 
3受講態度 30  %単に知識を習得するだけでなく、それを理解し更にそれをベースに独自の視点から自然現象、特に農業に関する事象に発展して考えようとする積極性 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校生物レベルの知識を持っていることが望ましい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回:ブドウ樹の一生、年間の生育様式を学ぶことにより植物の生長分化について理解を深める。<BR>第2回:ブドウを題材として植物の胚のう形成、胚発生、種子及び胚の生長と休眠について学ぶ。<BR>第3回:ブドウを題材として植物の幼若性と花芽分化に関して生理的変化、内部成分変化、植物ホルモンとの関連について学ぶ。<BR>第4回:ブドウを題材として光と植物の生長との関連を光合成、光強度と栄養・生殖成長を学ぶことにより理解を深める。<BR>第5回:ブドウを題材として温度(気温、地温)と植物の生長との関連を学ぶ。<BR>第6回: ブドウを題材として植物の栄養(水、無機塩類、窒素栄養)について学ぶ。<BR>第7回:ブドウを題材として光合成と炭水化物について学ぶ<BR>第8回:ブドウを題材として受精と結実、果粒の発育と成熟について学ぶ。<BR>第9回:ブドウを題材として休眠について学ぶ。<BR>第10回:ブドウを題材として植物の老化について学ぶ。<BR>第11回:植物ホルモンとその働きについて学ぶ(オーキシン)。<BR>第12回:植物ホルモンとその働きについて学ぶ(サイトカイニン、ジベレリン)。<BR>第13回:植物ホルモンとその働きについて学ぶ(アブシジン酸、エチレン)。<BR>第14回:植物ホルモンとその働きについて学ぶ(ブラシノステロイド、シャスモン酸)。<BR>第15回:第1回〜14回の講義内容の総括を行う。