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授業科目名 土壌科学
時間割番号 LEV231
担当教員名 坂本  康/片岡 良太
開講学期・曜日・時限 後期・木・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
「地球環境科学」、「生態学」、「微生物生態学」などの講義を通して習得した自然環境への理解を基に、生態系の基盤となる土壌の持つ物理的・化学的機能についてより深く理解する。さらに土壌汚染や、土壌環境の計測・評価手法についても学ぶ。なお、この科目で得た知識は、「水循環学」、「環境影響評価」、「環境計測実習」、「環境調査実習」および「環境アセスメント実習」において更に発展させる。
<到達目標>
下記の能力を身につけることを目標とする。<BR>・環境としての土壌の役割・特徴は何かについて説明できる。<BR>・土壌の物理的特性とその測定方法について説明できる。<BR>・土壌の化学的特性とその測定方法について説明できる。<BR>・土壌・地下水の汚染と土壌の特性との関係について説明できる。
<授業の方法>
講義形式
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %一定以上の出席者のみに試験を行う。後半の内容について、理解度と応用力を評価するために記述式試験を行う。到達目標に示した項目に対する基本的理解度と論理性を評価する。 
2試験:中間期 50  %一定以上の出席者のみに試験を行う。前半の内容について、理解度と応用力を評価するために記述式試験を行う。到達目標に示した項目に対する基本的理解度と論理性を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・高校理科のさまざまな科目の基本知識が必要である。また、大学で習う地球科学、物理学、化学、生物学に関係する科目の知識も必要になる。<BR>・質問等は授業時間外も適宜受け付ける。<BR>・次回の授業に向けて予習課題が出されることもある。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回: 環境における土壌の役割<BR>授業内容:土壌の特性と環境問題との関係<BR>第2回:土壌の物理特性-1<BR>授業内容:粒度、空隙率、三相構造などの意味とその計測方法<BR>第3回:土壌の物理特性-2<BR>授業内容:水分特性、保水性などの意味とその計測方法<BR>第4回:土壌の物理特性-3<BR>授業内容:通気性、通水性などの意味とその計測方法<BR>第5回:土壌汚染とその防止<BR>授業内容:土壌汚染に関する制度と汚染の測定方法<BR>第6回:地中の汚染-1<BR>授業内容:揮発性有機塩素化合物など<BR>第7回:中間試験及び解説<BR>第8回:土壌の生成と化学成分<BR>授業内容:岩石の成分と風化、腐植の生成<BR>第9回:土壌の分類<BR>授業内容:日本の代表的な土壌タイプ、世界の代表的な土壌タイプ<BR>第10回:土壌中の地球化学的な反応-1<BR>授業内容:土壌の結晶構造と電荷<BR>第11回:土壌中の地球化学的な反応-2<BR>授業内容:土壌のイオン交換能と吸脱着現象<BR>第12回:土壌中の地球化学的な反応-3<BR>授業内容:土壌微生物バイオマスと土壌呼吸量 <BR>第13回:地中の汚染-2<BR>授業内容:ヒ素など健康影響物質 <BR>第14回:地中の汚染-3<BR>授業内容:窒素など生活環境物質<BR>第15回:評価と総括