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授業科目名 生物工学実験III
時間割番号 LBT322
担当教員名 山村 英樹/中川 洋史
開講学期・曜日・時限 後期・月/火/木/金/水・III-IV/III-IV/III-IV/III-IV/III-IV 単位数 3
<対象学生>
BT,WP過年度生
<授業の目的および概要>
 応用微生物学I,IIの知識を基に、応用微生物学実験を行う。バイオテクノロジーに関する様々な研究を進める上で必要な微生物学的手法を修得する。殺菌法、無菌操作法、各種培養基の調整、接種・培養法、微生物の肉眼的観察、顕微鏡観察、生体染色、有用微生物の純粋分離、菌学的水質検査、突然変異株の誘導・分離試験等を行う。
<到達目標>
 バイオテクノロジー分野における様々な研究を進める上で必要な微生物学的手法である殺菌、無菌操作、各種培養基の調整、肉眼および顕微鏡観察、生理性状試験、純粋分離などの技術を身に付け、自ら実践できることを目標とする。
<授業の方法>
 実習。 
 研究室で作成した英文の実験テキスト「Experiments on Applied Microbiology」および「日程表(実験の進行と準備)」をプリントして配布する。実験開始前に当日の実験内容に関する説明およびデモンストレーションをできるだけ丁寧に行う。実験は原則、個人実験として行い、必要に応じ、各人の技術(無菌操作、染色技術、顕微鏡操作法等)の修得具合をチェックする。各実験項目が終わった際にはそのつど小レポートを提出させる。最終レポートの様式はできるだけ卒論に近いものとする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %基礎知識を問う 
2小テスト/レポート 60  %スケッチ等の小レポートおよび最終レポート 
3受講態度 20  %実験課題に対する予習・復習、疑問点への質問等を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 基本的な化学実験技術を身に付けているとともに、微生物およびその取扱法に関する知識を有していることが要求される。
<テキスト>
  1. 東京大学大学院農学生命研究科 応用生命化学専攻・応用生命工学専攻編, 実験農芸化学, 朝倉書店, ISBN:4254431155
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1週:生物工学実験IIIの概要説明を行うとともに、殺菌法および無菌操作法
について実習を行い、基本的な微生物培養基を作成する。乾熱殺菌、
    蒸気殺菌等の技術を修得し、肉汁培地等を無菌的に作成できることを
    目標とする。
第2週:天然培地、合成培地等の各種培養基を調整する。細菌、放線菌、カビ、
    酵母の代表的な菌種の接種技術、培養技術について実習を行う。培地
    の作成から始まり、微生物の接種、純粋培養に至る一連の操作が自ら
    できるようになることを到達目標とする。
第3週:各種微生物の液体培養法、平板培養法等の培養技術、さらに、生育し
    ている微生物の肉眼的観察技術について実習する。培養中の各種微生
    物を所定の項目について観察し、菌種を同定できるようになることを
    目標とする。
第4週:光学顕微鏡について原理と実際の操作法について実習をする。各種微
    生物の顕微鏡標本の作成法を学び、スケッチを行う。細菌、放線菌、
    カビ、酵母の代表的菌種の標本を自ら作製でき、顕微鏡下で各微生物  
    の特徴を示す微小形態のスケッチを完成できることを目標とする。
第5週:微生物の生理性状試験(細菌の酵素試験、酵母の発酵試験)について
    実習を行う。空中微生物の採取、培養、同定実験、ヨーグルトからの
    乳酸菌の分離と同定実験を行う。微生物機能の検出技術を修得すると
    ともに、これまで修得した諸技術を駆使し、自然界や食品から微生物
    を純粋分離し、簡易同定ができることを到達目標とする。
第6週:酵母の胞子染色、細菌のグラム染色など、高度な生体染色技術を実習
    する。微生物機能の育種において重要な突然変異の誘発と変異株の取
    得技術について実習する。コンピュータを用いた変異誘発率の解析に
    関する実習も行う。染色技術を身に付け、グラム染色により菌種の推
    定ができるようになることを目標とする。さらに、微生物の育種改良
    に関する基礎的技術を修得することを目指す。
第7週:コンピュータを用いた実験データ(生理的性状試験、分離実験等)解
    析の手法について実習する。レポートの作成、および実験内容の理解
    に関してペーパー試験を行う。