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授業科目名 生物無機化学
時間割番号 LBT236
担当教員名 小久保 晋
開講学期・曜日・時限 後期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
BT,WP過年度生
<授業の目的および概要>
生命に関係が深い無機元素の単体や代表的化合物の基本的性質と生体内での典型的な役割及びその重要性について理解することを目的とする。<BR>原子、周期表について復習した後、典型元素及び遷移元素の化学的性質について講義する。これらを基にして代表的無機化合物の性質と生体との関わり、無機化合物を含む生体物質の生命現象との関わりを講義する。
<到達目標>
1)典型元素の一般的な性質と代表的無機化合物の基本的性質や生体との関わりが理解できる。<BR>2)窒素・酸素・ハロゲン元素族の一般的な性質と代表的無機化合物の基本的性質や生体とのかかわりが理解できる。<BR>3)遷移元素の一般的な性質と代表的無機化合物の基本的性質や生体との関わりが理解できる。<BR>4)自然界における無機化合物の、無機物だけで生きてゆける生物との関わりについて理解できる。
<授業の方法>
講義の時間に質問をして理解度を高める。<BR>元素の基礎概念および性質をわかりやすく説明する。<BR>無機化合物と生命活動との関わりをわかりやすく講義する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 45  %講義の理解力および応用力を問う 
2試験:中間期 45  %講義の理解力および応用力を問う 
3受講態度 10  %勉学意欲を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校化学の理解および復習をしておくこと
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 八木康一, 新版ライフサイエンス系の無機化学, 三共出版, ISBN:9784782705940
  2. 山中健生, 入門生物地球化学, 学会出版センター, ISBN:4762256900
<授業計画の概要>
1. 元素と原子の性質、無機元素と生体との関わり<BR>2.生体に重要な無機質<BR>3.アルカリ金属<BR>4.アルカリ土類金属元素、ホウ素族元素<BR>5.炭素族元素<BR>6.窒素族元素<BR>7.酸素族元素<BR>8.ハロゲン元素<BR>9.中間総括とまとめ<BR>10.遷移元素の一般的性質<BR>11.生物における遷移元素<BR>12.無機物だけで生きてゆける生物<BR>13.自然界における窒素の循環<BR>14.自然界における硫黄と鉄の循環<BR>15.総括評価とまとめ