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授業科目名
疫学
担当教員
宮村 季浩  
時間割番号
単位数
履修年次
期別
H002272 2 2 後期
[学習目標]
疫学の基本的な考え方や方法を理解し、実際の調査や研究に応用できるようにする。
[授業計画
1.総論/疫学とは何か<BR>2.疫学で用いられる指標(有病率、罹患率、累積罹患率、致命率、年齢調整死亡率)<BR>3.母集団と標本、疫学研究方法の種類<BR>4.曝露の効果を表す指標(相対危険、寄与危険、寄与危険割合、人口寄与危険割合)<BR>5.疫学研究のデザイン(記述疫学と分析疫学)<BR>6.生態学的研究、横断研究<BR>7.症例対照研究<BR>8.コホート研究<BR>9.介入研究<BR>10.因果関係と交絡因子<BR>11.疫学で用いられる統計学的手法(1)<BR>12.疫学で用いられる統計学的手法(2)<BR>13.疫学で用いられる統計学的手法(3)<BR>14.疫学研究と倫理<BR>15.総括評価・まとめ
[到達目標]
1)知識:疫学とは何かについて理解する。記述疫学について知り、人間・時間・場所における集積性を理解する。分析疫学の中の前向き研究(コホート研究)、後向き研究(患者対照研究)、介入研究などの代表的研究法を理解する。バイアス、交絡を理解する。因果関係の判定について理解する。疫学研究と倫理について理解する。<BR>2)技能:疫学と関連する統計学の基本を理解する。基本的な疫学指標(有病率、罹患率、累積罹患率、致命率、年齢調整死亡率、SMR、相対危険、寄与危険、寄与危険割合、人口寄与危険、人口寄与危険割合、オッズ比など)の計算が確実にできるようになる。<BR>3)態度:データ分析の際に、バイアス・交絡などに常に注意し、疫学的思考態度を身につける。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %国家試験合格レベルに達しているか評価する 
2小テスト/レポート 50  %各回の授業内容の理解を評価する 
3受講態度 20  %出席を重視する 
[教科書]
  1. 標準保健師講座別巻2 疫学, 医学書院, ISBN:978-4-260-01998-9
[参考書]
  1. 日本疫学会, はじめて学ぶやさしい疫学(改訂第2版), 南江堂, ISBN:9784524260867