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授業科目名
担当教員
加工学特論
吉原 正一郎/孕石 泰丈
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
GTM505 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
所望の機能を発揮する工業製品を製造するためには、最適な構造設計や強度設計が必須であることは言うまでもないが、設計を具現化する材料加工も工業製品の特性を左右する最重要な工程のひとつに位置付けられる。そこで本講義では、工業材料の主要な加工法である、除去加工、塑性加工および溶融・接合加工について、各種加工法の原理と特徴を理解するとともに、適切かつ効率的な加工法の選択が可能となるための知識の修得を目指す。
[到達目標]
1:工業製品の製造に用いられる各種加工法の分類と特徴を理解する。<BR>2:塑性加工の機構と特徴を理解する。<BR>3:溶融加工(鋳造と溶接)の機構と特徴を理解する。<BR>4:除去加工(切削加工と研削加工)の機構と特徴を理解する。
[必要知識・準備]
機械工作法、材料力学、塑性加工および工業材料の基礎を習得していることが望ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %到達目標に関連する知識や理解度を評価する 
2小テスト/レポート 50  %発表用資料やレポート等の内容を評価(他人のコピーの類と認定される場合,単位は与えられない) 
[教科書]
  1. 適宜、指示する
[参考書]
  1. 素形材センター素形材技術解説書制作委員会編, ものづくりの原点素形材技術, 日刊工業新聞社, ISBN:978-4526054464
  2. 機械工作法, コロナ社, ISBN:4339044814
  3. 益田森治、室田忠雄, 工業塑性力学, 養賢堂
  4. 吉田総仁, 弾塑性力学の基礎, 共立出版
  5. 奥山繁樹、宇根篤暢、由井明紀、鈴木浩文, 機械加工学の基礎, コロナ社, ISBN:978-4339046328
[講義項目]
第1回【担当者:吉原 正一郎】:オリエンテーション、加工法の分類と特徴に関する概要説明<BR>第2回【担当者:吉原 正一郎】:塑性加工1(塑性加工シミュレーション解析の現状)<BR>第3回【担当者:吉原 正一郎】:塑性加工2(板材成形とチューブフォーミング)<BR>第4回【担当者:吉原 正一郎】:塑性加工3(鍛造加工と圧延加工)<BR>第5回【担当者:吉原 正一郎】:塑性加工4(知能化技術の導入とマイクロ塑性加工)<BR>第6回【担当者:吉原 正一郎】:最新の塑性加工技術(現状と将来展望-自動車から医工学まで-)<BR>第7回【担当者:吉原 正一郎】:塑性加工に関する課題の発表<BR>第8回【担当者:孕石 泰丈】:溶融加工1(鋳造)<BR>第9回【担当者:孕石 泰丈】:溶融加工2(溶接)<BR>第10回【担当者:孕石 泰丈】:最新の溶融加工技術(現状と将来展望-3Dプリンターによる造形など-)<BR>第11回【担当者:孕石 泰丈】:除去加工1(金属材料の切削機構)<BR>第12回【担当者:孕石 泰丈】:除去加工2(切削工具と表面仕上げ)<BR>第13回【担当者:孕石 泰丈】: 除去加工3(研削加工)<BR>第14回【担当者:孕石 泰丈】: 除去加工4(最新の除去加工技術(現状と将来展望-難削材、ドライ切削など))<BR>第15回【担当者:孕石 泰丈】:全体のまとめと総括テストの実施