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授業科目名
担当教員
無機化学特論第一
阪根 英人/宮嶋 尚哉
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
GTA502 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
無機化合物の半数以上を占める遷移元素化合物について、金属を主とした中心金属イオンに分子やイオンが配位した錯化合物であるという観点から、その基礎、構造、理論、性質、命名法などを学ぶ。<BR>また、炭素材料を主とした物質の表面・界面現象に関する基礎および応用について学ぶ。表面・各相間の界面の改質技術について、物理化学的な観点から理解を深める。さらに、物質の表面・空間の評価として有効な吸着技術についての、基本原理から応用例までを学習する。
[到達目標]
遷移金属錯体についての構造と結合が理解でき、各種性質の解釈が可能で、命名法を扱うことができる。<BR>これに加えて、表面処理・表面評価に関わる物理化学の基礎と応用を修得する。
[必要知識・準備]
無機化学一般と、物理化学・電気化学・量子化学の基礎についての知識。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 90  %授業期間中にレポートの提出を随時求め、内容を評価する。 
2受講態度 10  %出席および授業態度を評価する。 
[教科書]
  1. 日本化学会 命名法専門委員会 編, 化合物命名法 − IUPAC勧告に準拠 − 第2版, 東京化学同人, ISBN:9784807908882
[参考書]
  1. 平尾 一之、田中 勝久、中平 敦, 無機化学 その現代的アプローチ, 東京化学同人, ISBN:4807908240
  2. 上村 洸、菅野 暁、田辺 行人, 配位子場理論とその応用, 裳華房, ISBN:478532404X
  3. 三吉 克彦, 金属錯体の構造と性質, 岩波書店, ISBN:400011042X
  4. 近藤 精一, 石川 達雄, 安倍 郁夫, 吸着の科学, 丸善, ISBN:461048430
  5. 炭素材料学会 編, 新・炭素材料入門, リアライズ, ISBN:4947655925
[講義項目]
第1回  配位結合と錯体<BR>第2回  単核・多核錯体の構造<BR>第3回  クラスター錯体・キレート錯体・異性体の構造<BR>第4回  原子価結合法による配位結合の解釈<BR>第5回  結晶場・配位子場理論<BR>第6回  錯体の性質<BR>第7回  無機化合物命名法<BR>第8回  表面と界面<BR>第9回  表面改質・空間制御<BR>第10回 吸着理論の基礎<BR>第11回 吸着測定法の基礎<BR>第12回 吸着理論の応用<BR>第13回 吸着測定法の応用<BR>第14回 吸着・分離技術の応用<BR>第15回 総括評価