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授業科目名 官能評価学特論
時間割番号 GLF581
担当教員名 佐藤 充克
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
食品評価の内、官能評価方法について実技も交えながら体系的に学ぶ。また、ヒトに対する評価,即ちベネフィットについては、アルコールそのものの適量飲酒の効果、赤ワイン・ポリフェノールのラジカル消去活性、ワインの成分とラジカル消去活性、リスベラトロールの効能など、最新の知識を含め理解を深めさせる。
<到達目標>
アルコールの効能について、愛好者に分かりやすく説明できるようにする。そのために、アルコールの基本的な効能、ポリフェノールとラジカル消去活性の関係、生活習慣病とLDL-コレステロールの関係、ポリフェノールの役割などを基礎から理解し、ワイン愛好者に分かり易く説明できるレベルまで理解する。官能評価について、各人の香りに対する閾値を理解する。
<授業の方法>
講義を中心に行い、適宜、質問・発表時間を設ける。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %重要事項の基本的理解度を評価する。 
2発表/表現等 30  %テーマを決めて発表会を行い、基礎理論を理解しているか、事例解析を有効に活用しているかで評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
生化学、微生物学、ラジカルに関する無機化学など基本的な科学知識が必要である。学部で基本的な学習をしていれば、レベルとしては充分である。最近のメタボリックシンドロームや生活習慣病など医学的知識については、関連する書籍を読んでおくことを推奨する。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 西野輔翼、共著 佐藤充克ら、, がん抑制の食品事典, 法研, ISBN:4879544604
  2. 吉川敏一;共著 佐藤充克ら、, 老化, シーエムシー出版, ISBN:4882318954
  3. 横越英彦、共著, 佐藤充克ら、脳機能と栄養, 幸書房, ISBN:4782102429
  4. 辻料理師専門学校&山田健監修;佐藤充克ら共著, ワインを愉しむ基本大図鑑, ISBN:978-4-06-213694-5
<授業計画の概要>
第1回:アルコールの過剰摂取の害について<BR>第2回:適量飲酒の効用について<BR>第3回:フレンチパラドックスと赤ワイン<BR>第4回:赤ワインポリフェノールのLDL酸化阻害効果と動脈硬化について<BR>第5回:赤ワインの成分とラジカル捕捉活性について<BR>第6回:赤ワインの熟成とポリフェノールの重合による効能の変化について<BR>第7回:リスベラトロールの効果について<BR>第8回:食品に含まれる機能性ペプチドについて<BR>第9回:官能評価の基礎知識<BR>第10回:官能評価の特徴<BR>第11回:甘味、酸味、苦味の成分と官能評価<BR>第12回:渋み、収斂味の成分と官能評価<BR>第13回:食品の香りの成分と官能評価<BR>第14回:食品のオフフレバーについて<BR>第15回:食品の特徴的果実香の成分と官能評価