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授業科目名 発生工学特論
時間割番号 GLB507
担当教員名 若山 照彦
開講学期・曜日・時限 前期・金・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
発生工学技術の原理を理解し、現在どのように利用されているのかを学習することによって、生命科学分野に発生工学技術が果たした役割を理解する。そして新たな課題に対してどのように生命工学技術を発展させ応用すればいいのか考える力をつけることを目標とする。
<到達目標>
遺伝子改変マウスの種類と作成原理および各種実験に最適な方法は何かを理解できる。キメラマウスやクローンマウスの作成原理と生命科学への利用価値が理解できる。不妊治療やマウスの系統維持における体外受精や顕微授精の役割が理解できる。遺伝子資源保全に対して効率的な生殖細胞の保存方法を理解できる。エピジェネティック修飾の違いなど発生に影響を与える可能性のある実験系に対し、それを解決するための新たな発生工学技術を考案する能力を身につける。
<授業の方法>
演習方式で授業を進める。指定した論文を読み込み、発表してもらう。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %理解度と応用力を評価するために記述式試験を行う。講義内容の基本的理解度を評価する。また質問に対する返答など授業時の学習態度も評価する。 
2小テスト/レポート 50  %習熟度を見る小テストを頻繁に行う。 
3受講態度 30  %講義ノートをとることが必要不可欠である。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
基礎生物学・発生生物学・動物繁殖学の理解
<テキスト>
  1. 特に指定しない
<参考書>
  1. 特に指定しない
<授業計画の概要>
第1回 発生工学の概要<BR>第2回 生殖細胞の形成・減数分裂およびインプリンティング<BR>第3回 生殖細胞の保存ー精子<BR>第4回 生殖細胞の保存ー卵子・受精卵<BR>第5回 受精のメカニズム<BR>第6回 顕微授精技術の種類と原理<BR>第7回 生殖関連ホルモンと妊娠<BR>第8回 初期胚および胎児の発生<BR>第9回 キメラマウスの作成原理と価値<BR>第10回 胚性幹細胞の由来と樹立方法および価値<BR>第11回 遺伝子改変マウスの作成原理と種類<BR>第12回 性の制御方法の原理と価値<BR>第13回 体細胞クローン技術の歴史と原理<BR>第14回 クローン動物の価値と将来<BR>第15回 まとめ・総合討論