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授業科目名 英語史概説<BR><font color="red">(本年度非開講)</font>
時間割番号 EEL202
担当教員名 秋山 高二
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
英語が過去二千年の歴史の中でどのように形成されてきたか、その姿を通時的に(diachronic approach)また共時的(synchronic approach)にたどってみる。古英語(OE)はどのように生まれてきたか、それは多民族との接触によってどのような位置づけがされるか、中英語(ME)が形成されるための歴史的推移は何であったか、初期近代英語(EME)とは何か。また現代英語(Mod.E)の確立にはどのような歴史的事象が反映しているかなど、「英語」の歴史的発達・発展を人間・社会・文化の面から詳しく吟味していきたい。現在注目されている「アジア英語」にも触れていく。
<到達目標>
私たちが学習し、使っている「英語」はどんな歴史的変遷を経て確立してきたかを多面的に理解する。このことによって言語接触・言語形成の姿を理解する。また世界の共通語としての英語、特にアジアの人たちが第二言語として使っている英語「アジア英語」の姿を見ることによって、自分の英語感を形作っていってほしい。
<授業の方法>
学生にとっては「英語」に対する新しい取り組みになるので、教師の講義が中心になるが、外国語としてドイツ語やフランス語を履修している学生には、これらの言語と英語のソウイが理解できると思う。講義内容を身近に感じ,分かりやすくするため、DVD教材”Adventure of English”および”Do You Speak American?”などを併用していく。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %小テスト評価30%、古英語、中英語などチャプターごとに小テストを実施する。レポート評価40%、「英語」の歴史的流れに沿いながら「英語」の姿を複眼的に理解できたかどうかを判断する。 
2受講態度 30  %ノートテイキング、理解を深めたい箇所での質問を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「英語」の歴史に触れるのは初めての経験であろうが、主体的に学習、復習・予習などを行ってほしい。
<テキスト>
  1. 英語の歴史, 中公新書
<参考書>
  1. An Illustrated History of English (図説英語史入門), 大修館書店
  2. 英語学コース1 英語史, 大修館書店
<授業計画の概要>
1.英語の始まり(有史以前のイギリス)<BR>2.古英語の誕生とゲルマンの移動 <BR>3.デーン人の侵入・バイキングとの接触<BR>4.古英語の発達(その文法と語彙)   <BR>5.Adventure of English (OE)1..<BR>6.フランス語との接触(ノルマンディー)<BR>7.中英語の発達 (文法・意味・語彙の発達)<BR>8.Adventure of English(ME)3.<BR>9.偉大な作家の出現、ルネッサンス<BR>10.Adventure of English (EME)4.<BR>11.英語の世界的広がり <BR>12.アメリカ英語の誕生<BR>13.Do You Speak American 1~2<BR>14.現代英語の多様性(第一言語、第二言語としての「英語」)Do You Speak American? 3 部分<BR>15.多言語時代の英語、アジア英語の台頭・その評価を巡って  closing remarks