山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 国語学演習IC<BR><font color="red">(本年度非開講)</font>
時間割番号 EEJ202C
担当教員名 長谷川千秋
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
テキストを忠実に読み解き、それを発表することを通して、日本語への問題意識の持ち方、問題意識を調査へと発展させる方法、調査して得られたデータを論理的に分析する方法を学び、国語学の素養を培うことを目的とする。この目的は、国語の教材研究の方法に通じていくことになる。【概要】『醒睡笑』「文字知り顔」等を国語学的に読む。『醒睡笑』は、落語の祖と仰がれる安楽庵策伝の編集した笑話である。江戸時代初期の言語と文化を考える際の好資料である。本文を注釈しながら、語彙・文法・表記・音韻などのさまざまな問題点を見いだしていきたい。
<到達目標>
1.調査して得られたデータを論理的に分析できるようになること。<BR>2.基本的な注釈の方法を知り、文脈に即した読みができるようになること。
<授業の方法>
講義と受講生の演習発表による
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %期末レポートによる 
2受講態度 20  %出席点による 
3発表/表現等 40  %発表と積極的な質疑応答による 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
演習発表は、聞き手にわかりやすい口頭説明の方法を模索する場でもある。他の学生の発表を聴いて、自分の発表に生かすようにしてほしい。<BR>国語学概論を履修していること、また後期に国語学演習IICを履修することが望ましい。
<テキスト>
  1. 特になし
<参考書>
  1. 安楽庵策伝著 鈴木裳三注, 醒睡笑(上)(下), 岩波文庫
  2. 鈴木裳三, 醒睡笑研究ノート, 笠間書院
  3. 鈴木裳三, 日本語のしゃれ, 講談社学術文庫
<授業計画の概要>
以下の項目をキーワードとして、授業を進めていく。<BR> 1.資料に関する基礎的な整理<BR> 2.文学史に関わる基礎的な整理<BR> 3.江戸初期の日本語とはどのようなものか。<BR> 4.江戸初期の文化・風俗<BR>詳細は授業時に指示する。