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授業科目名 現代教職論
時間割番号 EEC141 A
担当教員名 仙洞田 篤男
開講学期・曜日・時限 前期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
生活社会コース、科学教育コースの1年次学生、全てのコースの2年次以上の学生(それ以外の学生は後期「現代教職論」を履修すること)
<授業の目的および概要>
 明治以降の学校の歴史をふまえ、「教育を受ける権利」を教員の立場からどのように保障していくのかという視点から、現代の学校の特質、教員の身分・勤務内容・勤務実態、教員に関する政策の流れ、学校に対する国民・保護者の意識や期待などを概説し、今後求められる教員の資質を考える。
<到達目標>
 教職を志望する学生、あるいは逆に教職への志望に迷いを感ずる学生に対して、現代社会における教職の役割、意義、問題点などを提示することによって、児童生徒学生などとして教えられるという立場から、職務として「教育を受ける権利」の保障に携わる教員としての立場へと視点を転換し、各自が独自の教員像を形成ないしは再形成し、的確な教職への進路選択を行うことができることを目指す。
<授業の方法>
 主に講義形式で授業を進める。テキストを指定しない代わりに、毎回、講義内容の理解を深めやすい印刷した資料を配付する。毎回授業終了時に質問や感想などを書いて提出させ、次回それに対して回答やコメントを加えることで、理解の定着と深化を図る。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %一定以上の出席者のみに試験を実施。論述式、記述式内容で、到達目標に対する理解度と応用力など。 
2受講態度 40  %授業中における質問に対しての回答状況など。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 佐藤晴雄, 教職概論(第4次改訂版), 学陽書房, ISBN:9784313611399
  2. 土屋基規, 現代教職論, 学文社
  3. 図解・表解 教育法規, 教育開発研究所
  4. ポケット「教育小六法」, 晃洋社
  5. 各校種「学習指導要領」・総則・各教科の解説, 文部科学省
<授業計画の概要>
第1回:ガイダンス(授業の目的、目標、概要、成績評価の仕方などについて)<BR>第2回:「教育を受ける権利」の歴史とその現代的状況 権利保障をはたす学校・教職の意義と役割<BR>第3回:日本における学校と教職の歴史 (1) 戦前<BR>第4回:日本における学校と教職の歴史 (2) 戦時下と戦後<BR>第5回:学校職員の種類と職務 教員の仕事と役割(教科指導、教科外指導、生徒指導、学級・学校経営)を中心に 教職の責任とやりがい<BR>第6回:教員政策の動向 養成・採用・研修をめぐる流れと今後の展望 教養審答申・中教審答申に見る教師像などをふまえて  求められる教員の資質<BR>第7回:教員の服務規律と身分保障 その法規定と実態<BR>第8回:教員の研修 教員のライフコースと力量形成<BR>第9回:教員の給与と勤務時間 その法規定と実態を中心に<BR>第10回:教員の資質向上と学校教育の活性化の実現 教員評価と学校評価の視点から<BR>第11回:学校の危機管理 信頼される学校と教員 <BR>第12回:カリキュラムマネジメント 特色ある教育活動と教育課程の編成<BR>第13回:教育実習に向けての準備 教育実習の意義と心得<BR>第14回:学校教育の現代的課題とその対応 学校教育を大局的に理解できる素地の形成<BR>第15回:全体のまとめと補足。総括評価 <BR> <BR> なお、受講者の理解の状況により若干の変更があり得る。