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授業科目名
生物学2
担当教員
加藤 伊陽子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMA108 1 1 前期
[学習目標]
医学科1年生にふさわしい、応用可能な分子細胞生物学の基盤をつくる。
[授業計画
各回の講義内容を次のように計画している。<BR>アメリカ版 大学生物学の教科書、第1巻と第2巻を学習する(第1巻、第2巻とも必携)。必要に応じて英語原本’LIFE: The Science of Biology’を参照する。<BR><BR>(第1巻 第1−2章)(第2巻 第6章)(細胞、染色体、細胞周期、細胞分裂) <BR>第1回 (1)原核細胞と真核細胞 (2)ゲノムと染色体DNA (4)細胞骨格<BR>第2回 体細胞分裂(有糸分裂): 真核細胞の核分裂と細胞周期<BR>第3回 減数分裂: 第一減数分裂、第二減数分裂、乗換え、遺伝的多様性<BR>第4回 細胞膜と機能: 脂質二重膜と膜タンパク質<BR>第5回 細胞小器官、膜輸送、細胞接着構造<BR>第6回 第1−5回の復習 (演習問題)<BR><BR>(第2巻 第8章) DNAの構造と遺伝情報の複製・伝達 <BR>第7回 遺伝情報をになう物質がDNAであるとわかるまで<BR>第8回 (1) DNAの構造: ヌクレオチド、塩基対、5’末端と3’末端、ホスホジエステル結合、<BR> (2) DNAの複製: 5’→ 3’ DNAポリメラーゼ活性と複製複合体・DNA複製バブル<BR><BR>(第2巻 第9章)(第1巻 第3章)(第11章)<BR>DNAからRNA、タンパク質(遺伝子型から表現型)へ<BR>第9回  DNAの転写: プロモーター、RNAポリメラーゼ、転写開始複合体、鋳型鎖・非鋳型鎖 <BR>第10回 (1)転写後修飾、(2)DNA損傷の修復、(3)転写ドリル(DNA配列から、合成されるRNA配列を推測)<BR>第11回 RNAの翻訳: コドン、翻訳開始複合体、リボソーム、mRNA、アミノアシルtRNA <BR>第12回 (1)翻訳後修飾 (2)突然変異 (3)翻訳ドリル(DNA・RNA配列から、合成されるタンパク質のアミノ酸配列を推測)<BR>    <BR>第13回 総合学習:なぜがんになるのか?<BR>第14回 第7−13回の復習 <BR>第15回 総合演習問題
[到達目標]
1. 学生は、細胞、細胞膜、細胞小器官、細胞骨格について説明できる。<BR>2. 学生は体細胞分裂(有糸分裂)と減数分裂を説明できる。<BR>3. 学生はDNAの構造と複製・転写・翻訳の機構を説明できる。ゲノムDNAの塩基配列からmRNAの塩基配列およびタンパク質のアミノ酸配列を予測できる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %DNA複製・転写・翻訳の理解と応用力、全期間の内容の知識と理解 
2試験:中間期 40  %細胞、細胞膜、細胞小器官、体細胞分裂、減数分裂についての知識と理解 
3小テスト/レポート 10  %講義の最後に記述するフィードバック・シート(学生による出席証明書) 
4受講態度 10  %講義への積極的な参加: 発言、質問、問題提起等 
[教科書]
  1. D. サダヴァほか著、石崎泰樹ほか訳, アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻, 講談社, ISBN:978-4-06-257672-7,
    (必携, 1400円, 4月に医学部・講義棟横の購買部(丸善)で販売)

  2. D. サダヴァほか著、石崎泰樹ほか訳, アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻, 講談社, ISBN:978-4-06-257673-4,
    (必携, 1600円, 4月に医学部・講義棟横の購買部(丸善)で販売)

  3. .David Sadava 他, LIFE: The Science of Biology, Volume 1, The 10th Edition, Sinauer Associates, Inc., ISBN:978-1-4641-4122-5,
    (英語版(希望者は各自Web注文などで購入)。講義で参考として原文を随時紹介します。原語で学習したい人、生命科学の英語を学びたい人はこの教科書を入手してください。日本語訳の第1巻と第2巻の内容は古い版の翻訳で、最新の内容がこの1冊(Volume 1)にあります。)
[参考書]
(未登録)