授業科目名
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日本国憲法
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分類・系統 | |
時間割番号
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CAS003 A
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担当教員名
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山内 幸雄
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開講学期・曜日・時限
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前期・月・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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(未登録)
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<授業の目的>
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この授業は、2つのねらいとそれに対応した2つのコーナーで、各授業を展開する。1つは、実際に起こっている様々な社会的出来事を取り上げ、日本国憲法の違憲審査基準を用いてそれを読み解き是非の判断するというコーナーで、憲法の規範の実際的運用の具体例を経験してもらうことを狙っている。新聞記事・テレビニュースなどを教材として配布する。少年による凶悪事件・男女の賃金格差・プライバシーなどがこれまでの例である。もう1つは、憲法の基礎的な知識を習得することを狙いとするコーナーで、テキストを使って学習する。憲法規範に対する正確な知識を持つことで、政府の政策や出来事を正しく判断できるのである。
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 憲法の基礎知識(重要条文の理解、重要判例の理解)。特に、個々の違憲審査基準の理解。 | 2 | | 人間性と倫理性 | 憲法の人権感覚をもとに、現実の社会で起こっている出来事を捕らえようとする態度(自分および他人の人権の尊重)。 |
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<授業の方法>
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一回一回の授業を2つのコーナーに分けて、講義を進める。<BR>●時事コーナー<BR> 現実に起こっている出来事やニュースを題材として配布提供するので、憲法の視点(違憲審査基準)から、何が問題なのかを考え、読み解こうとしてほしい。学生諸君は、現代社会の政策や出来事の本質を理解できるようになり、現代社会と憲法の関わりを理解できるようになる。<BR>●基礎知識コーナー<BR> テキストを中心として、憲法の違憲審査基準が人権それぞれに対応して様々に構築されていることを学習する。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート | 70 % | 私が教室で話した事柄をどれだけ理解しているかを見る。 | 2 | 受講態度 | 30 % | 指定したテキストと六法を持参していること、1〜2回課される宿題を提出すること、および授業の進行に役立つ質問等を評価する。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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●第1回目の授業のとき、学習上のポイントおよび成績評価その他重要な事柄を話すので、休まないようにしてほしい。<BR>●毎日の時事的ニュースに目を向け、新聞の記事や解説欄を読むように心がけてほしい。<BR>●テキストおよび六法は毎回、必ず持ってくること。
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<テキスト>
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- ●播磨信義 他, 『新・どうなっている!? 日本国憲法』(第3版), 法律文化社, ISBN:978-4-589-03148-8
- ●『司法試験完全整理択一六法 憲法』, LEC東京リーガルマインド
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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第01回 オリエンテーション(授業の進め方と受講ポイント)<BR>第02回 個人の尊重と日本国憲法の基本原理<BR>第03回 憲法の平和主義<BR>第04回 自衛隊法・安保条約・日米地位協定・海外派遣<BR>第05回 個人の尊重・幸福追求権<BR>第06回 プライバシーの権利・肖像権<BR>第07回 名誉権・自己決定権<BR>第08回 外国人の人権・公務員の人権<BR>第09回 暮らしの中の差別<BR>第10回 男女差別の解消<BR>第11回 思想・良心の自由・名誉権<BR>第12回 表現の自由<BR>第13回 信教の自由・政教分離原則<BR>第14回 生存権<BR>第15回 教育を受ける権利・授業のまとめ
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
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