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授業科目名 環境問題という問題
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 CAN026
担当教員名 御園生 拓
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
人類社会の行先に暗雲を投げかけている「環境問題」といわれるさまざまな問題を紹介し、問題に対処するために我々は何をすればよいのかを考える。「我々ヒトは生物の一種である」という科学的な認識を基に,そもそも環境問題はなぜ問題なのかについて考察する。具体的には、地球温暖化、オゾン層破壊、森林伐採から生物多様性の保全、さらに人間の健康と環境の関わりなどについて概観し、環境問題の本質を問う。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1 知識と視野多様な環境問題の実態についての知識を得て,問題の深刻さを認識できる
2 能力と技能問題解決への多面的なアプローチを理解して行動できる
3人間性と倫理性環境と人間社会の重層的な相互作用をふまえ,何をなすべきかを考えられる
<授業の方法>
授業は基本的に講義形式で行う.
授業において提示する課題へのレポートと出席によって評価するので,出席は必須.
必ず学生証による出席登録を行うこと.リアクションペーパーだけでは出席にはならない.
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %与えられた多様な知識がどの程度定着しているか,また実際の環境問題に対し,科学的な知識をもって分析・対応できるかなどを評価する. 
2受講態度 20  %毎回の授業内容についてのリアクションペーパーと出席および受講態度を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「地球にやさしい」などという欺瞞に満ちた言葉を安易に使わなくなるように,「環境問題とは何か,実の所は何が問題なのか」という視点を育てます.問題の本質を科学的に捉えることが,現代社会に生きる「成熟した市民」になるための条件です.知的好奇心を磨きましょう.
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 小田 亮, ヒトは環境を壊す動物である, 筑摩書房, ISBN:4-480-06152-5,
    (http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480061522/)

  2. 養老孟司, いちばん大事なこと―養老教授の環境論, 集英社, ISBN:978-4087202199,
    (http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0219-b/)

  3. セヴァン・スズキ, あなたが世界を変える日ー12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ, 学陽書房, ISBN:9784313812062,
    (http://www.gakuyo.co.jp/book/b175683.html)

  4. アル・ゴア, 不都合な真実ー地球温暖化の危機, ランダムハウス講談社, ISBN:978-4270001813,
    (絶版? http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8D%E9%83%BD%E5%90%88%E3%81%AA%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%82%A2/dp/427000181X)
<授業計画の概要>
1.授業ガイダンス,環境問題とは何か
 本授業の実施形態,注意点,評価方法等の説明を受ける.環境問題についての基礎知識を得る.
2.環境問題の本質
 地球環境と生物の関係を踏まえ,生物としてのヒトがどのように行動しているのかを客観的に知る
3.温暖化I 
 地球温暖化の想定メカニズムを知り,温暖化論に対する反論も踏まえて科学的な知識とは何かを考える
4.温暖化II
 温暖化が原因と考えられている異常気象現象を知る
5.温暖化III
 温暖化が人間社会にもたらすものについて考える
6.オゾン層と紫外線
 オゾン層と紫外線の関係を知り,フロンガスを規制するモントリオール議定書の成功について考察する.
7.森林・生態系サービス
 森林機能と生態系サービスについて知る
8.森林・生態系撹乱
 森林生態系への人間社会の侵出の実際例を通して生態系との共生について考える
9.環境難民
 経済活動による弱者である環境難民の存在を知る
10.環境ビジネス
 環境を経済活動に組み込む動きについて知る
11.繁栄の代償
 人間が環境に与えている影響を改めて概観する
12.環境倫理
 環境倫理学の基礎.何をどう考えるべきなのかを考察する
13.地球の姿
 客観的なデータを元に,現代の地球の姿を知る
14.まとめ
 授業全体を振り返り授業内容の定着レベルを評価する.
15.何をなすべきか
 ディスカッションによって考察を深める.
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。