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授業科目名 有用微生物利用学
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 CAN024
担当教員名 大槻 隆司/山村 英樹/早川 正幸
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
自然界には、我々にとって有用な機能を持つ微生物が数多く存在する。それらの生物を分離・同定し、性質を調べ、その特性を引き出して利用するのがバイオテクノロジーの根幹である。本授業では、さまざまな有用微生物とそれらの利用について、基礎知識を修得するとともに体験学習により生物利用の一端を体験する。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野人類は、古来より、発酵を利用して豊かな生活をつくりあげてきた。20世紀後半からの急速なバイオテクノロジーの発展により、いわゆる発酵に限らず、生物の機能を利用してさまざまな物質を生産することが可能になり、現在では、バイオテクノロジーは我々の生活に欠かせない技術となっている。本授業では、微生物を中心に、どのような生物をどのような技術に利用しているのかを理解することを目標とする。
<授業の方法>
講義により有用微生物に対する理解を深めた上で、実際に体験学習を行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %全回終了後に課すレポートにより理解度を評価する。 
2受講態度 50  %集中講義であるので欠席は大幅減点となる。講義内容に対する積極的な発言や質問を高く評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
集中のため、開講時期についてはCNSの告知に注意すること。
<テキスト>
  1. 指定なし
<参考書>
  1. 指定なし
<授業計画の概要>
第1〜3回(1日):有用微生物利用基礎講義<BR>放線菌や担子菌など、原核・真核の有用微生物の分離と細胞の構造、生理学的性質などについて解説する。<BR>第4〜7回(1日):有用微生物利用応用講義<BR>DNA解析や分類に関する基礎知識、有用微生物を活用したバイオマスの変換技術や生理活性物質生産について解説する。<BR>第8〜11回(1日):観察体験学習<BR>味噌やヨーグルトなどの発酵食品の製造に用いられる有用微生物を顕微鏡により観察する。また、抗生物質生産に用いられる放線菌の顕微鏡観察や酵素の応用についても体験する。<BR>第12〜15回(1日):生産体験学習<BR>微生物からのDNA抽出の実際を体験する。燃料や生理活性物質の生産につながるバイオマスの生物的変換を体験する。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。