授業科目名
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中国の古典文学を読む
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分類・系統 | |
時間割番号
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CAC016
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担当教員名
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上原 究一
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開講学期・曜日・時限
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前期・火・V
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単位数
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2
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<対象学生>
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(未登録)
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<授業の目的>
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中国の明代にまとめられた章回小説『三国志演義』の中から、主要キャラクターの一人である張飛の活躍場面を読んで、張飛の人物形象について考察します。中国語の知識が無ければ読めないところは日本語訳によりますが、漢文訓読が可能な箇所については、訓読によって原文を味わいながら進めます。
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 中国を代表する古典小説である『三国志演義』について基礎的な知識を身につけ、中国文化に対する理解を深める。 | 2 | | 人間性と倫理性 | 『三国志演義』が時代も国境も越えた現代日本でどのように受容されているかを踏まえた上で、通俗文芸に普遍的な特徴を考える。 |
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<授業の方法>
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講義形式。但し、何回かアンケートを実施したり、各回の終わりにリアクションペーパーを回収して次回の授業で回答したりすることで、なるべく双方向の授業を試みる。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート | 70 % | 講義の内容を理解した上で、自分の見解を自分の言葉で表現できているかどうかを問う。 | 2 | 受講態度 | 30 % | 授業中の発言、リアクションペーパーの内容などから総合的に評価する。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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最低限のテキストはその都度プリントで配布しますが、必ず授業時間外に全訳の通読に挑戦してください。参考書の欄には新刊での入手が容易な井波律子訳を挙げましたが、古本で安価に入手が可能な立間祥介訳『三国志演義』(平凡社『中国古典文学全集』版全2冊、平凡社『中国古典文学大系』版全2冊、平凡社奇書シリーズ版全2冊、平凡社奇書シリーズコンパクト版全7冊、徳間文庫旧版全8冊、徳間文庫新版全4冊がある)、新刊で入手出来る小川環樹・金田純一郎訳『完訳 三国志』全8冊(岩波文庫)、やや入手難度は上がりますが小川環樹・金田純一郎訳『三国志』全10冊(岩波文庫旧版)、同じく渡辺精一訳『新訳 三国志』全3冊(講談社)のいずれかでも構いません。
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<テキスト>
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- 適宜プリントを配布する。
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<参考書>
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- 井波律子訳, 『三国志演義』(一)、(二)、(三)、(四), 講談社学術文庫,
(2014年、ISBN4062922576、4062922584、4062922592、4062922606)
- 立間祥介訳, 全相三国志平話, 潮出版社, ISBN:4267018677,
(2011年)
- 金文京, 三国志演義の世界[増補版], 東方書店, ISBN:449721009X,
(2010年)
- 渡辺精一, 三国志人物事典, 講談社/講談社文庫全3冊,
(講談社、1989年、ISBN 4062022028/講談社文庫全3冊、2009年、ISBN 4062763095、4062763109、4062763117)
- その他授業中に適宜紹介する。
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<授業計画の概要>
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第1回 ガイダンス――『三国志演義』とは何か<BR>第2回 『三国志演義』と陳寿『三国志』<BR>第3回 歴史上の人物としての張飛―『三国志』張飛伝<BR>第4回 キャラクターとしての張飛―『三国志演義』の張飛像<BR>第5回 『三国志演義』の出来るまで―雑劇・平話・明伝奇<BR>第6回 『三国志演義』の出来てから―『三国志演義』にも色々ある<BR>第7回 名場面を読む1―怒りて督郵を鞭うつ<BR>第8回 名場面を読む2―三たり呂布と戦う<BR>第9回 名場面を読む3―月夜に徐州を奪わる<BR>第10回 名場面を読む4―大いに長阪橋を閙がす<BR>第11回 名場面を読む5―義もて厳顔を釈す<BR>第12回 名場面を読む6―夜に馬超と戦う<BR>第13回 名場面を読む7―智もて瓦口隘を取る<BR>第14回 張飛に良く似た男たち<BR>第15回 張飛像の形成過程
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
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