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授業科目名 教科教育特論
時間割番号 550208 J
担当教員名 中村 和彦
開講学期・曜日・時限 後期・火・VI 単位数 2
<対象学生>
保健体育
<授業の目的および概要>
 発達的視点に立つ保健体育科教育を目指して、子どものこころとからだの諸問題を解決のための学校教育、特に保健体育科<BR>教育の役割をとらえる。その上で、学校教育における体育・保健体育の独自性と必要性を把握し、わが国の保健体育科教育の<BR>歴史と保健体育科教育の現状を理解する。また諸外国における体育・保健体育との比較をもとに今後のわが国の保健体育科教<BR>育の方向性について考察する。さらに体育・保健体育の授業の科学的な分析の方法を知り、授業改善のためのオーセンティッ<BR>ク・アセスメントの重要性を理解する。
<到達目標>
 保健体育科教育、身体活動、スポーツに関する諸問題を分析し、それをもとに学校教育、特に保健体育科教育の今日的課題<BR>と役割をとらえていく。
<授業の方法>
講義、演習、プレゼンテーション
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %授業の内容に関するテストを行う。 
2小テスト/レポート 25  %授業内容に関するテーマでのレポートを評価する。 
3受講態度 45  %出席回数を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
特になし
<テキスト>
  1. 必要に応じて紹介
<参考書>
  1. 必要に応じて紹介
<授業計画の概要>
毎回の授業において、そのテーマに関する講義の後、意見交換の場を設ける。また関連する文献を事前に購読し、内容の理解<BR>を深める。各授業において、各自のコメントを求め、キー・テーマについてのレポートを提出する。<BR>1.オリエンテーション:授業の目標・概要や進め方についての理解<BR>2.発達的視点に立つ「保健体育科教育」の概観<BR>3.子どもの成長と運動発達<BR>4.今日の子どものこころとからだの諸問題と体育・保健体育の意義<BR>5.体力・運動能力低下に代表されるからだの問題の原因と背景<BR>6.わが国の保健体育科教育の歴史と現状<BR>7.文部科学省学習指導要領における体育・保健体育の位置づけと目的<BR>8.体育・保健体育の具体的な教育内容<BR>9.体育・保健体育の授業を展開する教師の役割<BR>10.諸外国の体育・保健体育<BR>11.体力・運動能力の向上と基本的な動作の発達<BR>12.認知的発達及び情緒・社会性の発達<BR>13.体育・保健体育の授業の科学的な分析<BR>14.授業改善のためのオーセンティック・アセスメント<BR>15.まとめ:今後の保健体育科教育の方向性