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授業科目名 現代教員論
時間割番号 550010
担当教員名 古家 貴雄/窪島 紀人/岡田 正志
開講学期・曜日・時限 後期・月・VI 単位数 2
<対象学生>
教育実践創成専攻1年
<授業の目的および概要>
前期に開講された「現代学校論」の内容を踏まえ、学校教員が今日置かれている状況を理解し、教員の社会的役割、教員倫理、教員に求められている専門的力量のあり方について明らかにする。<BR>特に、文部科学省「義務教育に関する意識調査 報告書」(平成17年11月)・「平成17年度教育職員に係る懲戒処分等の状況について」・NHK放送文化研究所「中学生・高校生の生活と意識調査」(2002年実施)や教育職員病気休職者数等の調査データを活用し、典型的事例の提示と分析に留意する。
<到達目標>
(ストレートマスター)<BR>・将来のリーダーとして、現代社会における教員の社会的実態と役割・専門性を理解し、現状の評価および将来への展望を構想する。また、管理職の意義について理解する。<BR>(現職教員)<BR>・中堅リーダーとして、現代社会における教員の社会的実態と役割・専門性を、自らの教員経験にひきつけて理解し、自らの現状のリフレクション、および将来への展望を構想する。さらに、これを客観的に位置づけて、これからの教員のあり方を具体的な場面で展望する。また、管理職の意義について理解する。
<授業の方法>
受講者数14名程度の少人数授業の利点を活かし、講義と演習を組み合わせて行う。特に、統計資料、判例、典型的事例、法律条文を活用し、また提示される研究論文リスト中の資料を読破することを求める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %終講レポート「わたしの理想の教員像」「これからの理想の教員像」の質 
2受講態度 30  %授業での質問、発言などの参加意欲、授業での課題に自らの意見を述べることを重視する。 
3発表/表現等 30  %授業時の発表の質 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
特になし
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 秋田喜代美・佐藤学, 新しい時代の教職入門, 有斐閣
  2. 山崎準二, 教師という仕事・生き方, 日本標準
  3. 田中孝彦, 現代の発達援助実践と教師像, 群青社
  4. 門脇厚司, 東京教員生活史研究, 学文社
  5. 大村はま, 教えるということ, 筑摩書房
<授業計画の概要>
各回とも、典型的事例・統計資料・判例等を含む、主として実務家教員による講義を前半に行い、補足的に先行研究成果を概観するプレゼンテーションを重ねたうえで、論点整理の討議を実施する。<BR><BR>1 イントロダクション―現代教員論の課題(古家・窪島・岡田)<BR>2 学校教師という職業         (古家・窪島・岡田)<BR>3 「教師」になるということ       (古家・窪島・岡田)<BR>4 教師のライフコース(1)       (古家・窪島・岡田)<BR>5 教師のライフコース(2)       (古家・窪島・岡田)<BR>6 「教える」というしごと(1)     (古家・窪島・岡田)<BR>7 「教える」というしごと(2)     (古家・窪島・岡田)<BR>8 校内研究会の役割―教師の協同    (古家・窪島・岡田)<BR>9 子ども理解と教師          (古家・窪島・岡田)<BR>10 教師の倫理             (古家・窪島・岡田)<BR>11 学校管理職システムの現在      (古家・窪島・岡田) <BR>12 保護者の思いと教師         (古家・窪島・岡田)<BR>13 地域の教育力と教師         (古家・窪島・岡田)<BR>14・15 省察              (古家・窪島・岡田)