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授業科目名 教育相談特論<BR><font color="red">(本年度非開講)</font>
時間割番号 541023
担当教員名 (   )
開講学期・曜日・時限 前期・木・II 単位数 2
<対象学生>
大学院1・2年生
<授業の目的および概要>
 不登校,いじめ,発達障害等,近年の学校現場には課題が山積しており,教育相談へのニーズは高まる一方である。本授業では,カウンセリング理論と技法の基礎,及び,幼児・児童・生徒理解の理論と方法について,体験的なワークやVTR視聴を織り交ぜながら学習する。カウンセリングに関しては,子ども本人のみならず,保護者対象の相談や,他機関との連携やコンサルテーションについても,その特徴や留意点について学んでいく。
<到達目標>
 本授業では,近年注目されている学校臨床を大きなテーマとし,学校における教育相談について学習し,教師として必要なカウンセリングの基礎的知識とスキルを習得することを目的とする。幼児・児童・生徒を理解し,不登校・いじめ・発達障害等子どもたちの抱える諸問題に対し,カウンセリング・マインドに基づいた適切な対処ができるよう,次の2点を到達目標とする。<BR><BR> 1.学校心理学の理論およびカウンセリング心理学の理論を理解し、学校における子ども援助実践を捉える理論的枠組みを習得すること。<BR><BR> 2.新しい学校づくりを視野に、子ども援助における諸問題について当事者の視点を含む多角的視点から捉え、援助実践事例を検討することによって、学校における子ども援助における協働的チーム援助の重要性を理解し、具体的なシステムづくりへと関連づけた考察が行えること。
<授業の方法>
 理論学習とともに,教育相談実践事例に関する学生プレゼンテーションとディスカッションを中心に進める。また,ロールプレイ等の実習的要素を取り入れ,教育相談の技能の習得にも焦点をあてる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %学校における教育相談に関して現状を課題を分析し,適切な教育相談の在り方について考察できているか。 
2受講態度 20  %授業に積極的に参加しているか。 
3発表/表現等 30  %授業中のプレゼンテーションが適切にできているか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 教育現場での課題について検討する機会を多く設定しますので,授業中のディスカッションには積極的に参加してくださるよう希望します。
<テキスト>
  1. 特に指定しない。授業中に適宜指示する。
<参考書>
  1. 特に指定しない。授業中に適宜指示する。
<授業計画の概要>
第1回:学校教育相談とは:学校教育相談の歴史と特徴<BR>第2回:生涯発達とパーソナリティの基礎理論<BR>第3回:子ども理解(1):他者理解と自己理解<BR>第4回:子ども理解(2):アセスメント<BR>第5回:不登校・いじめの理解と支援<BR>第6回:発達障害の基本理解<BR>第7回:カウンセリングの技法:理論編(1):精神分析・来談者中心療法<BR>第8回:カウンセリングの技法:理論編(2):行動療法・認知療法・認知行動療法<BR>第9回:カウンセリングの技法:実習(1):児童生徒からの相談<BR>第10回:カウンセリングの技法:理論編(1):保護者相談の技法<BR>第11回:カウンセリングの技法:実習(2):保護者からの相談<BR>第12回:組織的対応(1):連携とコンサルテーション<BR>第13回:組織的対応(2):SC・SSWとの連携<BR>第14回:キャリア・カウンセリングの基礎<BR>第15回:全体総括:学校における教育相談の課題